2021/02/23更新
筆者は四季折々の匂いというか、空気?が好きなんです。そろそろ春だ!とか、秋が始まるんだなぁ…と、もの思いにふけることも。
でも季節で匂いを感じると誰かに言っても、まず理解される事が無いです。(むしろなに言ってんのコイツ的な扱い)
- 季節の匂いってあるよね?実際どうなの?
- 周りに珍しがられるけど…少数派なの?
- 匂いを感じる人と感じない人の違いって一体なに?
調べたけど、季節の匂いを科学的に示した記事はありません。しかし一定の答えはわかったので、季節の匂いを年中感じ取っている筆者がまとめてみます。
流れとしては、
- 季節の匂いってどんな匂いを感じてるの?(目線合わせ)
- 季節の匂いを順に書き出してみる(具体例)
- 匂いと一緒に思い出も蘇るよ!(嗅覚だけじゃない場合)
- もしかすると感受性が関係しているかも?(HSPという可能性も)
の順にご紹介していきますね。
は?季節の匂い?なにいってんの?と言われた方でも、おそらく記事を読めば答えがある程度わかるはずです。ぜひ参考にしてください。
- そもそも季節の匂いって具体的にはどんな匂いを感じているの?
- 季節の匂いを四季ごとに書き出してみる!
- 季節の匂いと同時に思い出も蘇るパターン
- 季節の匂いを感じるのは感受性の違い?匂いと共に感情に訴えかけてくる
- まとめ:季節の匂いは自然が発する匂いと予測!感情や嗅覚も関連
そもそも季節の匂いって具体的にはどんな匂いを感じているの?
一度目線合わせのために、筆者が感じ取っている匂いの例を挙げてみます。一番匂いが強いなーと感じるのは、秋が始まるころのちょっと焼いたような香り。
焚き火とか、なにかモノを外で焼いたときにふと香るような煙のような。そんな匂いは秋全体で感じられますね。
○○の匂い!と断定する感じじゃなくて、やっぱり季節全体で感じられる特徴的な香りです。
ちなみによく言われる雨が降ってる時の匂いは原因物質であるゲオスミンとペトリコール、オゾンの香りが含まれている様子。
→雨が降る前や降った後、独特の匂いをペトリコールというらしい
少なからず季節ごとに感じられる匂いも、何らかの特定が出来るかもしれません。草花とか気温で感覚が変化したり、気候に応じた環境臭?みたいな。
季節の匂いを四季ごとに書き出してみる!
個人的にはこの季節を感じられるというのは楽しくて、あぁもう四季の移り変わりだなーといつも感じられます。
※ただし本当に周りの人に話しても理解されないことが多い。
季節の変わり目が一番匂いを感じやすいですね。個人的には秋冬が大好きです。
しかし季節の匂いってすごく表現しにくくて。匂いと一緒に自分が覚えた感情も入っていますけど、表現力を上げるための補正と思ってくださいませ。
春に感じられるちょっとワクワク感のある匂い
幼少期は雪が降る地域に居たので、春になると雪解けと共に新たな区切りとかワクワク感がこみ上げてきてたんですよね。
季節前半はちょっと冷たさの中に新鮮な、野菜…???みたいな青臭いイメージ。新芽の匂いとかいう人もいますね。
後半はこう、暖かさも相まって匂いが濃くなって、深呼吸したくなるようないい匂いなんですよ。
新緑とか自然な香りみたいな。上手く表現できないですけど。
夏は匂いが弱い?苦手な暑さもあるかもしれない
実は、四季の中で一番好きじゃない季節です。暑さに弱くてほんときつい…。
あと一番季節の匂いを感じにくい季節でもあります。他の季節はしっかりと移り変わりを感じられますが、夏は「あれ、そろそろかな…?」ぐらいな感覚です。
場所によっては土!って感じの匂いがしたりします。畑とか田舎とかは関係なくて、都内でも香るところがあったり。
ただやはり全体的に、自然は多いほうが匂いを感じ取りやすいです。
秋が一番いい!ちょっと儚い感覚があります
私が一番好きな季節です。何か思い出があるわけじゃないのですが、苦手な季節の後に来る涼しさと儚さがお気に入り。
匂いの特徴としては、草木が枯れて焼けた匂い?とかしますね。自然環境が近いとより感じられるので、多分紅葉から発せられてるのかな?
ダイレクトに儚さの感情を揺さぶられます。おお、今なら感動できそうだ!と無駄に思うこともあります。
冬は無臭?なにか澄んだ感覚がある
雪は単純に綺麗ですよね。このときの匂いっていうか、すごく寒い日は透き通った感じがします。
ただ基本的に冬は無臭だと思うんですよね、匂いを発するものが生命活動に近い部分だと思うので。冬はみんなお休みのはずです。
しかし夏でも大型の冷凍庫に入る機会があったりすると、なんとなーく冬に似たような匂いを感じる時があります。てことは冷凍庫の匂いが近いのか…?
私は幼少期、雪が降る地域にいました。学校へ行く前に外へ出た瞬間の、あの匂いが大好きだったんですよ。
秋はただ終わっていく儚さがあるんですけど、冬は美しさも感じられます。
季節の匂いと同時に思い出も蘇るパターン
私が個人的に感じている部分ですが、イベントごとに匂いを感じていることが多いです。春ならそろそろ新学期だなーとか。
夏は、夏祭りや花火が打ち上がるころの匂いっていうのを感じたり。秋は過ぎるの早いから飛ばして、冬はクリスマス前と正月で匂いが変わります。
正確には、思い出とそのときの匂いがリンクしている感覚です。イベントを体験している最中やその直前に、該当の匂いを感じているような。
これ言ってもホント分かってもらえないんですよね。検索すると一定数は分かる~!みたいな内容が見られますけど。
季節の匂いを感じるのは感受性の違い?匂いと共に感情に訴えかけてくる
季節ごとの匂いの特徴としては、その四季折々で感じた思い出とかが一緒に蘇りつつ、大きく感情も揺さぶられます。
日本官能評価学会誌でも「においに対する感受性と年齢及び食嗜好との関係」というものがあります。
これらのことは, においに対する感受性が単に嗅覚器官の感受性に依存するのではなく, 我々の経験, 体験或いは訓練, 学習が関与し決定づけられる嗜好や識別能力と密接な関係にあることを示すものである
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsse/6/1/6_28/_html/-char/ja
私の周りで匂いに敏感な人は、感受性も高いという印象があります。
鈍感そうな人でも匂いに敏感な人は案外打たれ弱かったり、ゆえにうまく隠して大胆に見せているなんてパターンも。
もしかしてHSPという可能性も…?
ここからは2021年追記です。この記事を書いたのは2017年ですけど、最近になって「もしかして…?」と思うものを発見しました。
私はとくに診断を受けたわけじゃないけど、もしかしたらHSP(Highly Sensitive Person)かもしれないんですよね。
いわゆる繊細さんと呼ばれる人種で、季節の匂いだけじゃなくてあらゆる感覚が優れ過ぎています。
接客業をしていたときは、お客さんの口調や表情・態度を敏感に察知しすぎて疲れ切ることもありました。
肌触りが悪いと一日中不快な思いをすることもあり、服の素材にこだわったり新しい衣服は慣れなかったりします。
今でもTwitterでバズってるツイートとか、スカッとしない内容を見るとものすごく嫌な気持ちになって困ることもあるんですよね。
とにかく一般社会の生活が刺激的すぎて、毎日疲れちゃいます。今は独立して人とほとんど触れ合わなくなったら、人生楽しくなりました。
もし今の生活で刺激に支配されて困っている場合、自分に合う環境を探してみたほうがいいかもしれません。
嗅覚と感受性の複合的な関係かな?と調べて思う
色々調べた上での結論としては、おそらく季節の匂いは自然環境が発する匂いだと思われます。
そして感じ取れる人は、以下の2つかなと。
- 感情が動きやすく繊細な人
- 嗅覚が鋭い人
感情が動くから鼻が良くなるのか、鼻が良いから感情が動くようになるのかはわかりません。
個人的には感情が動くから鼻が良くなる、は少し強引かなと思っています。ただ感情が大きく動いたときって、そのときの匂いをかなり覚えているんですよね。
その匂いを二度目に嗅いだとき、フラッシュバックのような感覚で思い出されるイメージ。だから四季折々で何度も思い出が蘇るわけです。
私は元々ちょっとだけ鼻が良くて、そんな四季の匂いに気付いて意識してからより鋭くなった感覚があるんですよ。
なので多少の意識で感覚は鋭くなるとも感じています。好きな人の匂い、というのは男女共通で感じ取りやすい部分だとも思いますし。
まとめ:季節の匂いは自然が発する匂いと予測!感情や嗅覚も関連
匂いは恐らく周りの環境が発するもので、季節(というより気温がトリガー?)に応じて匂いが変化する。動植物が季節に応じて発する何かが変わると予測。
ただイベントや思い出に絡めた感受性も関わるので、少し過敏になってるところもあるのかな?と言った感じでしょうか。
季節の匂いを感じる!って方で更に奇特な方は、コメントでも教えてくれたら面白そうです。(ちょっと同士がほしい感はあります)
ただ私のように一般的な社会生活で疲れ切っちゃう人は、少し要注意かなと思います。
環境次第では繊細さんが悪い方向に働くこともあるので…気になる方は、HSPに関する書籍も読んでみるといいかもしれません。