うえのブログ

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ぢとじ、ずとづの使い分け

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変なところが気になってしまう上野(id:uenoyou111)です。こんばんは。

 

ふと、地面の地って「ぢ」なのに、地面は「じめん」だよね。と言われて、あーなんかそう言えば前に四つ仮名とか学んだ気がするなぁと、うろ覚えだったんですよね。

 

改めて調べてみると共に、復習も兼ねて覚えたいと思います(^ν^)

 

自分のためじゃなかったら即閉じしちゃう内容になりましたが……笑

 

 

四つ仮名「じ・ぢ・ず・づ」

 

ウィキペディアさんによると、

 

四つ仮名(よつがな)とは、の4つの仮名をいう。現代日本語の多くの方言において、これらの音韻の発音の統合が起きていることに言及するために使われる術語である。

四つ仮名 - Wikipedia

 

元々は別の音を指していたようですが、16世紀頃から「じ」と「ぢ」、「ず」と「づ」が徐々に同じ音を表すようになり、17世紀末にはもう今のような使い方になったとされています。

 

ただ調べてみると、この記述は全体に当てはまるわけではなく、地域によってかなり混同されていった歴史が違うようです。

 

詳しくは調べていませんが、16~17世紀頃の資料から使い分けがされていた歴史や既に混同されていた等の凡例があるそうで。

 

これも調べてわかったことですが、どうやら高知弁はしっかり音を使い分ける「四つ仮名弁」が根付いているそうです。高知の方は知り合いが全くいないのですが、Yahoo!知恵袋を見る限りは区別して言えてるのが見て取れます。

 

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

 

使い分けの仕方

 

これは1986年7月1日に昭和61年内閣告示第1号として公布された「現代仮名遣い」というものが、具体的な使い分けを示しています。

 

現代仮名遣い:文部科学省

 

ただ内容が割と小難しかったりするので、具体的な使い分けを挙げてみようと思います。

 

どういう時に「じ」じゃなくて「ぢ」を使うのか?また、「ず」じゃなくて「づ」を使うのか?と言うところです。

 

同音の連呼によって生じた「ぢ」「づ」

 

続くとか、縮むに関しては同じ音が続きます。

 

つづく、ちぢむ、ですね。こちらはわざわざ挙げなくても分かりやすいと思います。同じ音が続く場合は仮名を使い分けしないようです。

 

しかし例外があって、例えば「著しい」

 

こちらは「いちじるしい」というように「ち」と「じ」が当てはまらない状態で使われていますね。例外もあるので、個別に覚える必要がありそう。

 

二語の連合によって生じた「ぢ」「づ」

 

これは鼻血とか三日月など、2つ以上の意味がつながっている時に使われます。

 

鼻+血、三日+月と言ったような形になります。どちらも元々は「血(ち)」と「月(つき」)になるので。

 

つまり、「はなじ」じゃなくて「はなぢ」、「みかずき」じゃなくて「みかづき」ですね。これは一般的に文章と触れ合っている人なら違和感ないと思います。

 

じゃあ地面は?

 

漢字の音読みでもともと濁っているものに関しては例外で、「ぢ」や「づ」を使わないようです。

 

地面(じめん)、図画(ずが)など。

 

なんと、地の音読みを調べてみると

 

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そう、濁点がついちゃうと「ち」→「じ」になっちゃうんですね。さすがにここまで覚えてないですねー。

 

てか漢字や仮名遣い、日本語をほんの少し掘り下げるだけで恐ろしく難易度が上がります( •̀ㅁ•́;)

 

 

まとめ

 

調べだすと、歴史的背景から何から色んな情報をまとめ上げる必要が出てきまして。

 

しかもそれでいて答えを出すのが結構難しい……というような問題に直面してしまいました。

 

それだけ、現代仮名遣いはかなり難しいというのがよく解りました。なので簡単にまとめておりますが、ほんと触りだけです。

 

他にも例外とか色々あったのですが、かなり長くなっちゃうので中途半端にこの辺で終わりにします( •̀ㅁ•́;)

 

 

 

 

ではでは(`・ω・´)ゞ