すいませんこれはコーヒーゼリーです
上野(id:uenoyou111)です。こんばんは。
最近食後に甘いものを欲してしまうので、あまり食べすぎるのも良くないなぁ……と思いつつ買ってしまうんですよ。
で、ある日セブンイレブンにていつも買うプリンを探していたのですが無くてですね、代用を考えていたら三個パックの牛乳寒天がありまして。
ミルク寒天とか食べたこと無いし、あまり期待できないけど買ってみるか。と思ったら次の日からリピートするほどハマりました。
元々ミルクプリンとかは好きなのですが、ちょっと硬めのミルクプリンって感じですよね。
こんなリピートするならまとめてみようかな、と思ったわけです。
寒天とは
食用ゲルと呼ばれ、80%が食物繊維で構成されています。
原料はテングサやオゴノリ等の海藻から作られ、煮込んで出てきた煮汁(粘質分)を冷やして固めて、凍結・乾燥させたものです。
こんな感じになります。
原料になるテングサやオゴノリはこんな海藻です。
テングサ
オゴノリ
特別な製法等は無く、個人でもテングサがあれば煮出してところてん、凍結・乾燥させて寒天を作ることも出来ます。
寒天とゼラチン
似てるけど、ゼラチンは牛や豚の骨や皮から抽出したコラーゲンを原料にしているので、似て非なるものです。
固まる温度も違い、ゼラチンは50~60℃で溶けて20度以下で固まります。固まった後は25℃以上で溶け始めるので要冷蔵となります。
寒天は90℃以上と高い温度じゃなければ溶けず、その後も40~50℃とそこまで冷やさなくてもすぐに固まります。固まった後も70℃以上じゃなければ溶け出しません。
つまり、ゼラチンを使った食品はゼリーなど冷やして保管するものがメインなのに対し、寒天は常温でも販売できる和菓子に多く使われています。
寒天の効果
前述したとおり、食物繊維がとても豊富です。しかも水溶性の食物繊維で、不溶性のものに比べて糖質の吸収をおだやかにしたり余分な脂質を吸着したりと効果が色々あります。
水溶性食物繊維の効果も含め、挙げていきます。
低カロリー
寒天は100gあたり3.1kcalと、かなり低い数値です。食物繊維も豊富なのでダイエットに最適と言われるのも頷けますね。
食べ過ぎ防止
水溶性の食物繊維が多いと粘度が高くなり、胃腸内の通過スピードがゆっくりとなります。これにより、通常の食品よりも満腹感の持続が長めです。
糖、脂質の吸収をおだやかにする
食物繊維が糖や脂質を吸着する作用があり、吸収速度がゆっくりとなります。食後の血糖値の急上昇や、余分な脂質を体外に排出する作用が認められています。
果物等に含まれる水溶性の食物繊維「難消化性デキストリン」は実際に論文で実験結果が出されています。
整腸作用
腸粘膜を保護したり、善玉菌を増やしたり、固くなった便をやわらかくしたりする効果があります。
逆に腸の動きが悪い方は不溶性の食物繊維を摂ると、腸壁を刺激されて蠕動(ぜんどう)運動が活発化し、体外へ排出されやすくなります。でも、摂り過ぎると膨らんで逆に詰まりやすくなります。
ところてんと寒天の違い
これを調べてて個人的に気になったのですが「ところてん」って、あれなんだろ?と。知ってるには知ってるけど、寒天と何が違うのか疑問に思いました。
調べた結果、原材料はほとんど同じなのですがその製法が違うようです。
ところてん
原材料のテングサを煮て出てきた煮汁を冷やすと出来上がりです。海洋ミネラル成分が豊富ですが、同時に磯の香りが残るので苦手な方もいます。
寒天
テングサの他にオゴノリを使います。これはテングサだけだと硬すぎる為の調整です。
煮込んで煮汁を冷やして固めるところまでは一緒ですが、その後凍らせてから解凍します。
すると水分が抜け、ミネラルも抜けてしまいますが磯の香りもかなり消えるので、お菓子や万人受けしやすいものへ使用することが出来ます。
見た目の色も、透明度が全く違います。
まとめ
結構身近にあるけど、全然食べる機会が無かったなぁと。いや、食べてるかもしれないけど意識して食べたことが無かったです。
しばらくはミルク寒天を食べそうなので、効果を知った上で食べるとなんだか面白い雰囲気になりますね。え、なるか?
ではでは(`・ω・´)ゞ