実はピアノ習ってたうえのです。
ここ数年は音楽を聴く、ということから遠ざかっていました。何ていうか、静かな環境に身を置きたかったのかもしれません。
つい最近、ふとした楽曲を聴いただけで頭から離れなくなりました。
こちら【イヤーワーム】と言われる現象のようです。
この意識しなくとも、勝手に脳内リピートされる現象は多分誰しも経験があるはず。
と思い、ちょっとだけ調べてみました。
調べたけど少し当てはまらなくて、特殊なんじゃないかと思った故に自分話多めです(笑)
リピートに至った経緯
昔はiPodとかスマホで曲を聴いていたのですが、最近はもっぱらウォークマンを使っています。
理由はノイズキャンセリングが標準装備だからです。
そして更に正確に言えば、ノイズキャンセリング【しか】使ってないです(笑)
通勤中はほぼこのノイズキャンセルのみで、静かな環境の中ゆったり出勤しています。座れる時は寝過ごしてしまいますが。
社内BGMもそんなに流れず、家でテレビを付けるわけでもなく、ほぼ生活音か発車メロディーぐらいしか関わることが無い状態。
そう、頭から離れないという感覚はここ数年味わうことさえありませんでした。
しかし全く記憶に無いのですが、どこかで聴いた楽曲がここ数日はずっと脳内リピートされてしまいます。
どんな曲?
こちら。
Every Little Thingの愛のカケラです。結構古めな曲なんですね~2000年10月18日リリース。
しかしどこで聴いたんだろ、リリース当時は耳にしたことすら無い気がするし。
YouTubeの楽曲でも埋め込みして紹介したいのですが、アフィリンク入ってたりするとJASRACさんに商用目的と見なされて契約しないといけないとかなんとか。
なのでリンクだけ。CMです。
【CM】 ELT 持田香織 マシェリ(愛のカケラ) - YouTube
ここのサビがですねー気付いたら勝手に再生ボタン押されてるんですよ。止めようが何しようが同じところばっかり再生しやがるので厄介です。
ということで、冒頭にも書いたイヤーワームについて書いていきます。
イヤーワームについて
イヤーワーム(英: earworm)とは、歌または音楽の一部分が心の中で強迫的に反復される、俗にいう「音楽が頭にこびりついて離れない」現象である。
シンシナティ大学のマーケティング研究者ジェイムズ・ケラリス氏によると、98%もの人が程度の差はあれどこの現象を体験するそうです。
人によっては不快なものになったり、長期間悩まされたりするそうで…。
ただ、ヒット曲とか耳について離れない曲は人を不快にしないと思うんですよね。それこそ中毒性があるというか、また聴きたいと思わせる。
確かに止めようと思っても止まらないんだけど、鳴ってる曲を聴くとスッキリするんですよね。あぁ、これだ!みたいな。
中毒症状みたいだけど、仕事中でさえ聴きたくて仕方がない状況になります。そういう時は悩みますねぇ。
イヤーワームの研究
ちょっと簡単な研究記述があったので引用します。
ロンドン大学の研究者は44人の被験者を集め、それぞれに音楽に触れている頻度やイヤーワームを止めることの容易さ、起きる頻度や起きた時の快不快、流れる音楽は自分の気分などを反映したものか、などの簡単なアンケートをとった後、被験者の脳をMRIによって検査しました。これにより、脳の特定の領域の大きさとイヤーワームの関係がいくつか明らかになりました。
この結果によると、イヤーワームが頻繁に起きる人は右横側頭回と右下前頭回の灰白質が薄い傾向にある、ということがわかったそうです。
意識的に音楽を回想する時に活発化するのが右横側頭回で、自己制御・合理的思考の理性に関わる領域は下前頭回を含む前頭前野と言われています。
…とまぁ少し難しくなりましたが、つまりイヤーワームは感情と記憶、聴覚に関わる脳領域が強く関係しています。
上記で引用した記事にも書かれていますが、無意識なのにまるで体験したかのような脳の動きはまるで夢を見ているかのようです。
起きているのに夢と似たような状態…って不思議ですよね、夢もコントロール出来る人は居るみたいですが普通は難しいので、記憶の整理となんらかの関連性はあるかもしれません。
繰り返し聴きたくなるのはうつ傾向?
なんて話もあります。
少し違う気もしますが、同時に「聴きたい」という潜在意識の現れでもあると感じています。
というのも個人的な感覚ですが、楽曲だけじゃ成り立たなくて、歌詞だけが良くてもダメ。曲と歌詞が良くてもダメ。
全体的に曲と歌詞(てか、雰囲気?)が良くて、特に一番感情が込められるであろうタイミングに来る歌い手さんの声と歌詞が一致して、頭のなかに情景が見えて鳥肌立ったら脳内リピート確定です。細かっ!
うつ傾向とどれぐらい重なるかは分かりませんが、その時の感覚、感動をもう一度味わいたいという意識なのかなぁって思います(;´∀`)
体感した時の話
丁度まだリピートしてる「愛のカケラ」で言うなら、サビの歌詞が「やわらかな、風に吹かれ」のところ。
最初に聴いた時、本当に風に吹かれてる感覚がありました。そんな情景も見えて…
※イメージ図
ってあれ?もしかしてコレ気持ち悪い発言?まぁいいや(;゚∀゚)
やわらかな~♪のところはかなり強めな気がするんですが、それはサビ手前から盛り上がり部分に気持ちを上げてきてる感覚。
その後に続く風に吹かれ~♪で柔らかく表現されていて、ようやくひとつの意味になると。
この時はそうでもなかったんですが、それからずーっと再生されっぱなしになっちゃって、ちゃんとまとめて聴いたら出だしから雰囲気と歌詞が合ってるんですよね。
曲の上がり下がりでもピッタリ歌詞がついてくるし、歌い方というか表現も個人的には当てはまる部分が大きいですね~。
べた褒めしてるけど、多分他の人が聴いたら普通なんでしょう。ELTの他の楽曲も聴きましたが、あまり感銘は受けなかったですし。
今の心理状態とか色々な要因が重なった上で、特定の突出している好みみたいなのがクリティカルヒットした時のみ限定…って感じですね。
まとめ
個人的な感想です。そして一例を出しただけなので、参考程度に捉えて頂ければ。
うーん、かなり奥が深いですね。気軽に調べ始めたつもりが階層が深すぎて長くなっちゃいました。
あ、ほとんど語ってただけか。
イヤーワームに悩まされてる方は、手っ取り早くガムをかじると解消されるという研究結果もあるみたいなので、そちらを試してみてはいかがでしょうか(゚∀゚)
ではでは(`・ω・´)ゞ