私の中では行動と人格は別物の存在で、「悪いことをしたから性格も悪い」に結びつくことはありません。
というよりそんな考え方をしていると客観性に乏しく、正確な判断はしづらいと思うのです。
とはいえ行動と人格を混同して否定する方は多く、発信側も受信側も同様の傾向が見られます。
フィードバック(ダメ出し)を受けたときの考え方を整理してみる
おもに日本人は集団主義の傾向が強く、直接的なフィードバックが受け入れがたい傾向の様子。
(自身は遠回しにされるぐらいなら、ストレートに伝えてほしいと思います)
とはいえ人の受け取り方にも差があるので、同じフィードバックでも受け入れ方がかなり異なるでしょう。
客観的に見て改善のきっかけになる
私は自身へのダメ出しを聞いた際、自分の改善点につながるものはよく噛み砕いて聞きます。
できるだけ速やかにその場でシミュレーションを行い、自分に当てはめてみる流れですね。
- 相手のフィードバックを元に自分の行動を置き換えてみる
- 問題点を洗い出してみる
- 現在の行動と改善提案を照らし合わせて、総合的に判断する
- メリットが多いならすぐ改善
- デメリットが上回るなら問題点を逆に相手へ伝える
上記のような流れで、ダメ出しを判断しています。やってみないとわからない内容については、ひとまず実践するのが最良です。
受け入れられないフィードバックの場合
おおよその場合、フィードバックで受け入れられないものは「説明不足」か「納得しづらいもの」が多いと感じます。
- とにかく言うことを聞かせたい
- みんながやっているから(本質は考えられていない)
- 明らかに短絡的で問題点が多い
- そもそも思考が浅い
例えば「上司には真っ先に報告しなければいけない」という決まりがありますよね。
ただ思考停止で形式的に報告をするのか、お客様を本質として報告するのでは質も行動も全く違います。
私がお客様視点で報告を後回しにし、やるべき優先事項を行っていたら「報告がない」と言われたことがありました。
なぜそうしたのかを説明しても、「ルールだから」の一点張り。受け入れるのは到底不可能です。あとそのやりとりにかかる時間がそもそも無駄。
一歩先も考えてフィードバックを受け入れるか決める
フィードバックを受け入れがたい感情は本物でも、先の行動まで一緒にするのはあまり良い判断ではありません。
冷静に考えて、不当に自分の環境を悪くする可能性も想定しておきましょう。
少しだけツラい現状を我慢し、先に得るものを見据えるのか。先を見据えても意味がないから切るのか。判断は人それぞれです。
ただ個人的には悩んだ時点で、先の未来をある程度わかっている場合が多いと感じます。
まとめ:ダメ出しは感情的にならず納得できるものを冷静に拾おう
否定されたからと言って、自身のすべてが否定されるわけではありません。
冷静に自分のためになる部分を抜き取り、改善していくと良いでしょう。
ただしイヤなことから目を背けるのは感情が入りすぎているので、要注意です。