どうでもいいことでもよく覚えているよね~なんて、よく言われます。実際友人と話していても、私のほうが記憶や出来事に関して鮮明です。
もちろん良いことも悪いことも覚えていることが多いけど、とくに厄介だと思うのは悪いことを強く覚えてしまっていること。
記憶が良いのは何度も思い返されて定着しているだけで決して良いことではない
一部の天才を除き、記憶力がいい人は何度も記憶を反芻しているのだと思っています。だから何か覚えようとするときは、如何にして思い起こす頻度を上げるかです。
しかし私の場合、勝手に記憶を呼び起こされる感覚があるんですよね。そして悪い記憶は何度も引き起こされるたびに嫌な思いをします。
良いことより悪いことのほうが厄介
ネガティブな感情って、かなり強烈に感情を揺らしてくれる感覚があります。なので勝手に記憶を呼び起こされたとき、悪い思い出のほうが目立つ状態です。
しかもふとしたときにいきなり舞い降りてきて、いつも嫌な思いをします。うわ…そういえばこんなことあったなぁ…みたいな。
こういうことが日常的に繰り返されていると、嫌な思い出が無駄に定着するのは頷けます。良いことももちろん繰り返されるので、覚えているんですけどね。
あとは呼び起こされる記憶に偏りはあると思います。自分の興味外だと、おそらく覚えていないことが多いはずです。
しかも芋づる式に掘り起こされやすい
記憶で嫌な思いを再体験させられるじゃないですか。そのときに感じた嫌な感情って、似たようなものまで呼び起こしてくれるんですよね。
例えるならそうだなぁ…以前にも嫌なことをされて、そういえばこのときと同じパターンだ!みたいに関連付けちゃう感じです。
おそらくそのままに同一人物へ指摘してしまうと、「過去を蒸し返して怒ってきた」と言われてしまうような状況でしょう。
私の場合は似たような出来事であれば一緒に察知してしまい、無駄に疲れてしまうことがあります。
対処法は合理的思考に転換すればいいと思う
昔はよくこの再体験で嫌な思いをしてしまい、挑戦するのが嫌になっていた気がします。でもきっと感情思考が軸だったから、実生活に影響が出ていたのかも。
人によっては心身を病んでしまい、元に戻れなくなる可能性もあります。自分の意思に反して嫌な思い出が蘇ってくる…あの感覚は非常に悩まされますもんねぇ。
結果的にその時点でマイナスになっているわけですよ。どこかでプラスにならないと、均衡を保つのは難しいかもしれません。
私の場合は合理的な思考が強くなり、過去の意味がないことにリソースを割かなくなりました。なかなか思考を変えるのも難しいですけどね。
まとめ:心の底から合理的に考えられれば感情が動かされることはなくなる
過去の嫌な出来事で役立つのは、下記のようなものでしょう。
- 同じ過ちを繰り返さないようにできる
- 同一の傾向を持った人の回避が可能
- 弱点を見つけ出してプラスに転換させられる
良いこと多いですよね。理屈で考えたらめちゃくちゃかんたんだし、むしろプラスに持っていけるので優位でしかありません。
というように、心の底から考えられないと厳しいかもしれません。