この前、納品された記事を見て「など」を多用している方がいたんですよね。6記事ですべてにバランス良く配置されていました。
普段遣いなら全く問題ないものの、ある程度の品質を求める上では「など」を多用すると見づらいなぁと思う話です。
大切なのは誰に伝えるのかであって多くの意味を網羅することじゃない
例えば売却方法の説明で、「サイトなどを使う」という言い回しがあったとします。おそらくサイトにも複数あると思う…とか、ほかの方法もあるという意味かと。
でもそうやって対象を広げていても、明示しなければ分かりづらいんですよね。サイト「など」ってほかに何があるんだろう?となっちゃいます。
ターゲットが明確ならボカすべきじゃない
あくまで訴求したい対象がいて、一定の品質を求められている場合に限ります。企業としては投資した額を回収したいですし、効果がないと困りますからね。
明確にターゲットがいて価値を届けたい場合、わざわざ混乱させる必要はありません。そうすると収益にはつながりにくいです。
細かい部分かもしれないけど、ユーザーって思ったよりも敏感なんですよね。地味なわかりづらい部分が蓄積して、離脱につながることも考えられます。
とくに「など」ってめっちゃ使いやすいじゃないですか。だからこそ逃げ口上として使うことが多いです。
ほかにもわかりづらくなる言葉がある
個人的な感覚ですけど、「さまざま」や「いろいろ」も逃げに近いなぁと思っています。
さまざまって何があるんだ?とか、いろいろってどんなものがあるんだ?と、比較する立場で見てみると分かりづらいですよね。
最低限使うにしても少し踏み込んだ言葉が必要です。逆にあえて切り捨てる選択も、状況次第では検討したほうが良いでしょう。
何より無駄に対象を広くする必要はないと考えます。多くの要素を並べたいときは、使うと非常に便利ですけどね。
実は対象を狭めたほうが届きやすく伝わりやすい
「売却時はサイトなどを通じ」という文章があったとします。確かにサイトだけじゃなくて、ほかの選択肢があるはずでしょう。
でもこの文章なら結局、解説するのってサイトだけじゃないですか。ほかの要素も入れ込むなら、「サイトや組合・不動産を通じ」という具体的な項目を挙げるはず。
多くの場合は責任回避や不確定要素を並列に説明したくて、ボカしちゃうと思います。けど結果的に伝わりづらくなってしまう。
ならあえて対象を1つに絞って説明したほうが良いです。そっちのほうがラクだし、ユーザーにとっても届きやすくなります。
まとめ:目標やゴールを考えたらボカすことはなくなるかも
少し分かりづらいですけど、ゴールを見据えることは大切です。ここでいうなら、対象者に購入してもらうこと。
自分も含めてその伝え方が意図せずわかりづらくなっていることもあるので、注意しなくてはなりません。