こだわり続けた人がなにかのタイミングで売れ始める…。というのはよくある成功体験談です。
売れなくてもいいから、こだわり続けたい!という考えなら別。しかし多くの人に届けたいという考えなら、目的を見誤っています。
世の中の真実としては実際微妙なものでも広く認知されれば売れてしまう
実際のところ、自分の目に見えるものが全部じゃないですか。今自分が使っているものよりも、安くてめちゃくちゃ良いものがあるならそっち選びますよね。
しかし多くの場合、そういう良いものは自分から売り出すことをしていません。声を大にしたほうが売れちゃうからです。
見誤っているなぁと感じること
新しく何かを始めて、より多くの人に届けたいと思うじゃないですか。そういうときってまず「より良いもの」が念頭にあります。
その考え自体は素晴らしいものです。しかしより良いものが本当に顧客の求めているものかどうか?はスッポリと抜けています。
最初から良すぎるものを目指そうとするんじゃなくて、ある程度フィードバックを受けたほうが早いと思うのですよ。
本当にこだわりがあって、こだわり続けられるとか。より多くの人に認知される切り札がある、とかなら良いんですけどね。
一人で考えられるものは限界がある
一人(もしくは複数人)の考えることって、けっこう限界があるじゃないですか。より多くの人を相手にするなら、個々の状況がまるで想定できません。
だったら一定ラインを超えたものだけ出して、そこから得られたものを役立てたほうが良いです。というか早い。
自分たちの中だけで最高のものができていると勘違いすれば、足元をすくわれてしまう原因にもなるでしょう。
最初から完璧なものが作れるはずはありません。そして自分のこだわりが受け入れられるかどうかも、正直わからないんですよね。
最初から一気に拡散したほうがいいと思う
以前、どうしても継続できなかったり心が折れたりする人はズルしてもいいと思う。という記事を書きました。
内容にもあるとおり、多少ズルというか最初に数字をつけるのは重要です。もちろんやりすぎると詐欺案件に近いので、非難は食らうかもしれません。
ただし本当に良いものを届けたいと思うなら、まずは多くの人に届ける。そのうえで改善していくほうが良いでしょう。
過程は評価されるし、地道に数字をつけるより早いです。遅くてもいいなら問題ないけど、大半は早めの結果を求めていますからねぇ。
まとめ:ある程度求められているものと自分の表現を一致させるなら早く世に出す
最初から自分の表現しているものが多くの人に受け入れられる。なんて夢を描いていると、かなり大きなミスをしちゃうはず。
だからこそ少しずつ調整するのが大事です。むしろ最初から最高点を目指さないほうがいいかと思います。