この前箱根へ行った際、道中で友人が急に見始めた「サマータイムレンダ」。こちら横で聞いていて気になってしまい、その後自分でも見始めました。
結果としてかなりのめり込むように、全話を攻略。ふだんアニメを見ないんですけど、久々に面白かったなぁと思いました。
いわゆる死を起点にタイムリープする系のSFサスペンス
死んだら時間が戻る系は、リゼロくらいしか知りません。1クールだけ見たことがあるような…という程度の記憶です。
ただ私のような初心者でも、サマータイムレンダは推察していける感覚が面白かったですね。若干の矛盾を覚えつつ、続きが気になってしまう作り込みでした。
この作品が面白いなと思うところ
細かいところは置いて、面白いなぁと個人的に思うのは下記の4つです。
- 初心者でも推察しやすい
- 続きが毎回気になる構成
- 細かい伏線と絡み合う要素が面白い
- 徐々に現れてくる違和感が絶妙
割と私みたいな初心者でも、もしかしてこうなのでは?という推察がしやすく、当たったときの爽快感が地味に嬉しいです。
でも最後に「えっ?どういうこと?」という展開を持ってくるので、続きが気になって仕方ない。
物語が進む度に伏線の回収と、前回の要素が絡んでさらに答えが難解化。日常に潜む違和感も、急に出てこないので絶妙です。
全く同じ記憶を持つ人間は同一人物と言えるのか
私がこの作品を見ていて気になる部分は、全く同じ記憶や経験・体験をコピーしてしまう影の存在です。そしてその先にある、個が世界でどう確立するのか。
例えば記憶を書き換えられる技術があったとして、別の肉体に書き換えたら自分がもうひとりできますよね。
でもコピー元の本体が死んだら、やはり死は平等なわけです。その個体は連続性を持たず、同一の記憶を持つ別個体が引き継いでいく。
サマータイムレンダでは影に変わった存在が鍵になりますけど、その個体とコピー元は違います。でも最終的にヒロインは記憶を引き継ぐので、不思議だなぁと思いました。
まとめ:ひとまず面白かったサマータイムレンダ
記憶は個が引き継ぐものじゃなくて、概念として捉えなきゃいけないのかな。いわゆるクラウドベースになっているもの、とか?
でも同じ記憶を引き継がないと更新されない。ブロックチェーンみたいなものかなぁ…とか、妄想を膨らませるのは面白かったですね。