うえのブログ

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春になると始まるスギによる花粉症…豆知識とかその原因を調べてみた

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私にとって新年を迎えるということは、春とともに警戒する時期がそろそろ来る…ということ。

 

そう、花粉症ですねぇ…いや、軽度な方ではあります。

 

それでも普段なにか健康面で不具合とかは起こらない(眠いくらい)ので、ずっとかゆみや鼻の異変などを抱え続けるのは困りもの。

 

そんな花粉症について、改めて調べてみようと思ったのです。

 

 

花粉症の症状が出る原因


花粉症の症状が出る原因は、体内の免疫細胞が花粉に過剰反応することです。

 

勘違いしがちですが、風邪のウイルスや細菌と違って花粉自体が病気を発症する訳ではありません。

 

私達の体は、異物が入ってきた時にB細胞が「抗体」を作ります。

 

抗体は免疫細胞が異物を取り除くのを助ける働きがある他、マスト細胞にも働きかけます。

 

マスト細胞は抗体量に合わせて「ヒスタミン」を分泌し、そのヒスタミンによって花粉症の症状「目のかゆみ」「くしゃみ」「鼻づまり」「鼻水」などが現れます。

 

深夜アニメにもなった人気漫画「はたらく細胞」には、スギ花粉症の仕組みを解説した回があります。

 

ゲームの敵キャラそっくりの見た目をしたスギ花粉、個性豊かな細胞達が花粉にどう反応するかがわかりやすく描かれています。

 

これを見ればスギ花粉を体から追い出そうとする免疫細胞の奮闘ぶりと、スギ花粉自体は何も悪いことをしていないことがよくわかります。

 

花粉症の原因になる花粉

 

花粉症を引き起こす原因となる花粉は、スギ花粉だけではありません。

 

スギと同じ春先に飛ぶ花粉は「ヒノキ」「ハンノキ」「シラカンバ」があり、秋は「ヨモギ」「ブタクサ」花粉症が有名です。

 

夏の花粉は「イネ」「カモガヤ」「ハルガヤ」などがあります。

 

花粉症はスギ花粉が一番メジャーですが、症状が現れるのが春先以外である場合は他の花粉症の可能性も考えてみましょう。

 

また、スギ花粉症に加えて他の花粉症まで持っている場合は春先だけでなく夏や秋にも症状に悩まされます。

 

他の花粉症が疑われる場合、病院で何の花粉症を持っているのか調べてもらっても良いですね。

 

花粉症発症の原因は花粉だけでない

 

花粉症の発症は、花粉自体だけが原因になる訳ではありません。

 

元々持っているアレルギー体質に加えて、食生活の悪化、ストレス、自律神経の乱れなどの要因が重なり合い、抵抗力が追い付かなくなると花粉症を発症すると言われています。

 

ちなみにくしゃみの機能とか豆知識について以前調べた記事もあります。

 

咳が出てしまって気になる場合の止め方6選も参考になるかもしれません。

 

スギ花粉症がここまで広まったそもそもの原因

 

スギ花粉症が日本人の国民病になったそもそもの理由は、スギの木があまりにも多すぎるからです。

 

その歴史をさかのぼると、実に約70年前から始まっているのです。

 

第二次世界大戦で軍需物資として木材が大量に使われました。

 

敗戦後の復興のために木材を補うため、国は成長の早いスギやヒノキの木を積極的に植えていきました。

 

スギが花粉を飛ばすまで約30年かかりますが、その間に輸入木材やコンクリートが国産スギに取って代わられたために放置されたままのスギ林が花粉を大量に飛ばすようになりました。

 

その結果、1975年あたりからスギ花粉症が急増して、今や日本人の国民病になってしまいました。

 

 

まとめ

 

花粉の少ない品種のスギも開発されていますが、それでもまだ日本にはたくさんのスギ林が残っています。

 

毎年春先に多くの人が悩まされるスギ花粉症は、実は今でも続いている第二次世界大戦の後遺症だったのかもしれませんね。

 

北海道は圧倒的にスギ花粉が少ないことで知られています。可能ならそっちに移住したいですなぁ…( ˘ω˘)

 

 

 

ではでは(`・ω・´)ゞ