食事するために炊いたご飯、余る時がありますよね。
余ったご飯を冷凍にすることはよくありますが、その冷凍ご飯の解凍を上手にできないと美味しくなくて食べられなくなります。
そこで、実践している冷凍ご飯をおいしく解凍する方法の紹介です。
冷凍の仕方から
ご飯を冷凍する場合は暖かい内に茶碗1杯分ずつ小分けにし、なるべく薄く平らにしてラップで隙間が出ないようにピッタリ包みます。
ラップを包む時はご飯を押さえつけないで、ふんわり包むのがコツです。平たくしておくと、早く均一に解凍できます。
ミスると一部が未解凍だったりして酷いざまになるんですよねぇ…( ˘ω˘)
さらに、ラップで包んだご飯をアルミホイルでぴっちりと包んで冷凍します。
するとアルミホイルの効果で急速冷凍が可能になり、より鮮度が保たれた状態で冷凍できます。
※アルミホイルはとても熱伝導率が良いのです。
1.レンジで解凍
ご飯は冷凍にしておくと、すぐに食べられるのでとても便利です。冷凍したご飯を電子レンジで解凍する時によく誤解されるのが「モード」の選択です。
電子レンジで解凍する時は「解凍モード」ではなく「加熱モード」で温めます。
解凍モードは出力が150~300Wの低い温度に設定されており、冷凍から生の状態に戻すためのものです。
加熱して食材を温める目的では適しません。
解凍時間
仮に、1食分(150~200g)とした場合、以下の時間を目安として加熱します。
- 500W:3分30秒程度
- 600W:3分程度
この時間はラップで包んだ茶碗一杯分のご飯の場合です。ご飯の量が多くなれば、その分の加熱時間を長くします。
私のご飯は1人だけ玄米+白米なので、炊いてすぐに冷凍保存。ほぼやり方は一緒です( * ॑꒳ ॑* )アルミホイルだけはやってませんが毎日美味しく食べています。ちなみに90gだと1分20秒(1000w)がちょうどいいですよ https://t.co/LVXkwxH5KN
— 木ノ下コノキ (@kinoshitakonoki) 2018年12月22日
コノキさん(id:kinoshitakonoki)からの情報によると、90gなら1000wで1分20秒がちょうどいいみたいですね(^o^)
注意点
(1)冷凍ご飯を解凍した時に「固くて食べられない」だとか「パサパサしておいしくない」などと家族から文句が出た時は加熱のし過ぎです。
冷凍ご飯の解凍に慣れていない人は加熱時間をやや短めに設定し、様子を見ながら過熱を調整すると失敗しなくて済みます。
上手に解凍できれば炊き立てと同じように、ふっくらとした柔らかいご飯に戻ります。
(2)冷凍ご飯についた冷凍庫の臭いや、穀物特有の臭いが気になることがあります。
そんな時はご飯1杯分に対して日本酒をティースプーン1杯を振りかけ、5分程おいてから電子レンジにかけると、臭いが和らいでおいしく食べられます。
2.お鍋で解凍
電子レンジが無い場合や使えない時は、冷凍ご飯を「蒸して」解凍します。
蒸す場合、蒸し器があれば簡単に解凍できます。が、一般家庭には蒸し器が滅多にないので、蓋の付いているお鍋を使って蒸します。
なお、蒸す前に冷凍ご飯が1食分(150~200g)ごとラップにきれいに包まれており、すき間があったり、穴があいていたりしないか確認します。
冷凍ご飯を蒸す手順は以下になります。
- 鍋に少しだけ蒸発しない程度の水を入れます。
- 水が入ってこないように、深めの皿に冷凍ご飯を置いて鍋に入れます。
- 鍋に蓋をし、強火で加熱します。
- 鍋が沸騰してから、10分ほどでご飯が解凍されています。
- 蒸し終わったら、ご飯をほぐしながら茶碗に盛ります。
注意点
蒸している間は蓋を開けないようにします。
ご飯の中心まで熱が通っていないとふっくらしないので、様子を見ながら蒸し時間を調整します。
3.チェックポイント
冷凍した食品には自然解凍が適したものもありますが、冷凍ご飯は自然解凍には向いていません。
自然解凍するとデンプンが固いまま残ってしまい、柔らかいご飯になりません。ただ、チャーハンのような加熱調理に使う場合は自然解凍でも大丈夫です。
ご飯を冷蔵保存するとお米の水分が徐々に抜けいく上、お米のでんぷんが冷蔵庫の温度で劣化します。
冷凍保存は水分が凍結するため、お米の水分が留まりでんぷんの劣化も抑えられます。
なるべく湯気の出ている温かいご飯を冷凍するのが、おいしく冷凍できるコツです。
まとめ
基本的にご飯は炊きたてが美味しいものですが、その美味しさを保ったまま少しでも長く保存が出来るといろいろ応用が利きます。
今日はチャーハンにしちゃうか、とか。余ったご飯で今日はおかずだけ作ろうとか。
あと洗う手間とかいろいろ考えて一気に炊いて、余ったものをすぐ冷凍とかしてましたねぇ( ˘ω˘)
ではでは(`・ω・´)ゞ