恐らく私は後回しグセがベースにあると思います。
しかし脳は順応していく力があるので、元々のベースがどっちでも自分次第で変えていくことが出来ます。
一年ぐらい前、ブログを始めた頃にいつかやる、は絶対やらないでしょうという記事を書いたのですが…先日こちらにコメントをもらいまして。
懐かしいなぁーと思って先延ばしについて調べたら、どうやら脳の部位に違いが見られるという記事を発見したのでまとめてみようと思った次第です。
しかし昨日も一昨日も書きましたが、またしても脳に関する内容という。
脳内で議論が行われる
私の場合、コメントをもらった記事から当時の気持ちを推察しますと…はてなproにするかどうかを「いつかやる」という言葉で先延ばしにしています。
この時、脳内の前頭前皮質と大脳辺縁系で議論が行われているようです。
前頭前皮質
前頭前野はヒトをヒトたらしめ,思考や創造性を担う脳の最高中枢であると考えられている。
簡単に言うと、宿題の提出は明日だよ!成績に関わるところだし絶対外しちゃいけないやつだから!と語りかけてくれる天使的な存在です。
大脳辺縁系
大脳辺縁系(だいのうへんえんけい)は、人間の脳で情動の表出、食欲、性欲、睡眠欲、意欲、などの本能、喜怒哀楽、情緒、神秘的な感覚、睡眠や夢などをつかさどっており、そして記憶や自律神経活動に関与しています。
大脳辺縁系のおはなし | 前帯状皮質 | 帯状回 | 扁桃体 | 視床 | 視床下部 | 海馬 | 歯状回 | 脳弓 | 乳頭体 | 海馬傍回 | 側坐核 - Akira Magazine
てか、眠くね?寝てからにしようぜ!と、後回しにしようとする悪魔的な存在です。
この2つが議論を起こすことは分かりました、じゃあなんで悪魔が勝っちゃうの?
扁桃体の大きさ
扁桃体とは
情動反応の処理と記憶において主要な役割を持つことが示されており、大脳辺縁系の一部であると考えられている。
扁桃体は簡単に言うと、自分の行動がどういう結果に至るのかを想定してくれるとされています。
脳の中でもアーモンド形の扁桃体は感情の形成で重要な役割を果たすが、この部位が大きい人は行動制御力が弱かった。
リンク先の実験結果によると、扁桃体の大きさにより先延ばし思考が先行しやすい…という記述がありました。
また、扁桃体の特性についても書かれています。
扁桃体は行動がもたらす結果を想定するだけでなく、悪い結果を警告する役割もある。だから、扁桃体が大きい人ほど実行をためらう傾向があるのも無理はない。
研究者らは、扁桃体と前帯状皮質背側部の連結がうまくいかないと、実行力がそがれる可能性があることも指摘している。
※ちなみに前帯状皮質背側部についてはこちら。
前帯状皮質背側部は扁桃体から情報を受け取り、行動を決定するのを助ける。また、その行動にあらがう感情を抑えることで、選択した行動がうまく実行されるようにする。
つまり、扁桃体が大きい人は悪い結果を予測する力が強く、不安も強くなる事から決断までに時間がかかる傾向にある…という感じでしょうかね。
まとめ
リンク記事を見る限り、先延ばしグセがある人は扁桃体が発達している可能性がある…!という内容になりました。
個人的な経験で後回しグセを回避しやすくする手段を述べるなら
- 期日を設定する
- やるべきことを細かくする
- 邪魔が入らないようにする
- もうひとりの自分を意識する
ですかね。1でいつまでを明確にして、2で取り組み時のハードルを下げ、ながらを辞めたりスマホの電源を切ったり工夫して、4で客観的に自分を見つめる感じです。
特に4は、あーやりたくない、寝たい、遊びたい…などと言った自分を「あ、今自分はこう考えてるんだな…」と違う視点から考察するのに役立ちます。
当事者の自分だと「やばい、逃げたいぞ…!」と嫌な感情で埋め尽くされていますが、客観的な自分が加わると冷静に分析が出来て余裕が生まれます。
余裕が生まれると、自然とこなせたりするのでオススメです。
ではでは(`・ω・´)ゞ