最近エアコンをつけても効きが悪いような…。
と思うことはありませんか?もしかしたら、エアコンのフィルター汚れが原因かもしれません。
私もマメな性格では無いので、気付くと掃除をサボってしまいます。そのため、たまに掃除をすると、同じ設定温度でも効きが違うことに驚きます。
そんな経験から、エアコンのフィルターを掃除するとどんな効果が得られるのか調べてみました。
また、簡単な掃除方法と気になる方向けにガッチリやる方法とをまとめています。
- エアコンのフィルターを掃除すると得られる効果
- エアコンのフィルターを掃除するには
- 余談1:お掃除機能つきのエアコンについて
- 余談2:エアコンで節電やより効果を求めるなら
- まとめ:エアコンのフィルターを掃除するといい効果しかない
エアコンのフィルターを掃除すると得られる効果
エアコンは部屋の中の空気を暖めたり冷やしたりしてから、室内に戻して温度を調整しています。
仕組みについては 室外機を冷やすと電気代が下がる?という記事でかんたんに触れています。
そして掃除による具体的な効果ですが、
- 衛生的
- 電気代の節約
この二点が挙げられます。以下で詳しく書き出していきます。
1.エアコンのフィルターを掃除することで得られる衛生面での効果
エアコンのフィルターの汚れや埃を放っておくと、湿気と混ざり合い、カビや雑菌が繁殖します。
目に見えないサイズの小さなそれらがフィルターの網目を通りぬけ、冷風や温風と共に室内に吹き出されてしまうのです。
カビや雑菌を吸い込んでいることを想像するのも嫌ですが、喉の不調や咳、喘息、アレルギーなどの原因になります。
小さなお子さんがいる場合は特に注意が必要ですし、なんとしても避けたいところです。
パナソニックによると、実際には2週間に1回程度のお掃除が必要とのこと。1年間稼働したエアコンのフィルターには、約2gものホコリが付着しているそうです。
目に見えない部分だけに想像しづらいですが、想像よりもホコリはすぐ溜まるし悪影響が大きいです。
2.エアコンのフィルターを掃除すると電気代が節約できる
フィルターが汚れや埃で目詰まりを起こすと、思っている以上にエアコンの効率が下がり負担がかかります。
引用画像のように、エアコンの横にホコリがついているのを見かけたことはあるでしょうか。
エアコンのフィルターが目詰まりを起こしていると、あらゆるスキマから風を吸い込んでいる=無理をしている、無駄な電気代がかかってしまいます。
環境省のHPを見ると、2週間に1度のフィルター掃除をする効果について触れています。
冷房時で約4%、暖房時で約6%の消費電力の削減になります。
長く使うエアコンだからこそ、この差は年間を通すと非常に大きな効果になります。
エアコンのフィルターを掃除するには
エアコンのフィルターは比較的、簡単に自宅で掃除することが出来ます。
そのまま掃除機でフィルターのホコリを取るのも節電には効果アリ。
ですが、2ヶ月に1回はしっかりと洗剤で洗うことは、こびりついたカビ除去など衛生面で強く推奨されます。
(後半で掃除の目安について触れています)
用意する道具
- ゴム手袋
- マスク(埃を吸い込まないため)
- 掃除機(先端が細くなっている吸い込み口があると便利です)
- 洗剤(中性洗剤、台所洗剤など)
- 歯ブラシや綿棒
- その他、必要であれば脚立や新聞紙など
あれば専用のスプレークリーナーがとても楽で効果的だったりします。
使い方はフィルターにスプレーして時間置いてシャワーで流すだけ。ホコリだけは掃除機で取っといた方がより効果がある感じします。(面倒な時はそのまま…)
空気清浄機のフィルターにも使えるし、ブラシでこすらないので網目に傷つく心配もありません。
これを使わない場合は以下で書き出していきます。
1.エアコンのカバーを外す
多くのエアコンは、本体下にツメなどがあると思います。それを外してカバーを持ち上げます。
2.フィルターを掃除機で吸う
埃が沢山付いている場合はフィルターを外す前に、本体に付けた状態のまま掃除機で簡単に埃を吸い込むと良いです。
その後、フィルターを外して床に置き、掃除機で清掃します。
その際の注意点ですが、必ず外側から吸い込むようにします。汚れは外側なので、内側から掃除機をかけると目詰まりを起こす原因になります。
3.水洗いする
浴槽やお風呂場でシャワーを当て、水洗いをします。この時も汚れは外側なので、内側から外へ向けて押し出すようにシャワーを当てます。
ブラシを使用する場合も内側からかけます。細かい部分は、綿棒などを利用すると良いでしょう。
4.洗剤で洗う
しつこい汚れがある場合や、目に見えない汚れには洗剤を利用します。
中性洗剤、台所用洗剤、重曹などがおすすめです。
5.乾かす
湿った状態のままエアコンに取り付けてしまうと、カビなどの原因になるので非常に良くないです。
水分を拭き取った後、窓辺などで天日干しし、完全に乾燥させてから取り付けます。
エアコンのフィルター掃除の頻度と効果
清掃の頻度は2週間に1回とも言われますが、大変な場合は「掃除機での清掃を1ヶ月に1回、水洗いを2カ月に1回、2週間に1度の点検」ても充分な効果があるでしょう。
またフィルターが破れたり劣化がみられた場合は、衛生面や機能面の問題からすみやかに交換しましょう。
一般的には2年程度が交換時期といわれていますが、各説明書に従って下さい。
余談1:お掃除機能つきのエアコンについて
最近では、自動掃除機能のついたエアコンも多く販売されています。
「掃除の必要なし」などと魅力的に効果をアピールしているものもありますが、全く清掃しなくていいわけではないようです。
画像は2年ほど使用したお掃除機能付きエアコンで、中を開けるとすでにこの状態…これでは効果があるとは言えないですね。
余談ですので、細かい注意点に関してはリンク先を参照して下さい。
余談2:エアコンで節電やより効果を求めるなら
上記ではフィルターの掃除による効果について触れましたが、人が感じる温度は湿度も強く影響しています。
【湿度と温度】不快指数って何?湿度が高いとなぜ人は不快に感じるのかという記事でも書いていますが、温かさを求めるなら湿度は高めに。
逆に涼しさを求めるには湿度は低めに、が快適な室温をコントロールする鍵となります。
エアコンの暖房が寒い!その理由や原因、対策から適温はどのぐらい?という記事では、暖房だけじゃなく冷房にも通じる部分があります。
更に温度差も重要で、エアコンの暖房って高くない?なぜ冬になると料金がかさむのかを見て頂ければエアコン節電の基礎部分が分かるかと思います。
これらの記事を見れば、エアコン使用時の節約・快適な室温を追求する手助けになるかと。
まとめ:エアコンのフィルターを掃除するといい効果しかない
とは言いつつも面倒なことは面倒なので、何か上手く習慣化できるような記事も書けたらと思っています。(思うだけ
夏や冬はほぼ毎日使用するエアコン。衛生的に効率的にエアコンを使用するためにも、ぜひ実践してみてください。
ではでは(`・ω・´)ゞ