目立つ汚れや強烈な臭いがなければ洗うタイミングがわかりませんが、毎日使って思ったより汚れているのが毛布です。
もちろんクリーニングに出せばきれいになりますが、持っていくのも手間だしお金かかるし…自宅でお手入れできるなら、と考える人も少なくないでしょう。
今回は自宅で毛布を洗うということについて詳しく見ていきましょう。
- そもそも自宅で毛布を洗濯しても大丈夫なの?
- 毛布を洗濯する時の手順は?
- 洗濯機のコースの違い
- 洗った毛布をふんわり乾かすにはどうしたらいいか?
- まとめ:自宅で毛布を洗濯するときは注意点を守ればふんわりと仕上がります
そもそも自宅で毛布を洗濯しても大丈夫なの?
まず大前提として、自宅の洗濯機で毛布を洗っても大丈夫なのか?ということについて書いていきます。
毛布についているタグを確認してみましょう。洗濯マークや手洗いマークがついていれば、自宅で洗濯することができます。
毛布のドライクリーニング表示!コインランドリーや洗濯機で洗える? | Smily Life 40代主婦が家事・子育ての悩みを解決!
あとは自宅の洗濯機に毛布が入るかどうか確認しましょう。もし洗濯機に入らないのであれば、お風呂の浴槽を使って洗う事も可能です。
毛布を洗濯する必要性ってあるの?
なぜわざわざ洗いにくい毛布を洗濯する必要があるのでしょうか?
それは、寒い冬であったとしても私たちは寝ている間にコップ一杯の汗をかくと言われており、その汗は布団や毛布に吸収されてしまう部分にあります。
人間の汗というのはバイ菌やダニ、カビと言った微生物の格好のエサになります。ですから毛布を長い間洗ってないと、雑菌やダニが増殖する温床になっているのです。
最近肌荒れがひどくなったり、寝室にいると鼻がムズムズするという症状が出ていたりしませんか?
それは長い間洗っていない毛布が原因の可能性も、場合によってはあるのです。
1シーズン使ったあと洗濯もせずに片付けてしまった場合、次に使おうと出した時にはカビが生えているかもしれません。
カビが生えれば黒くなるからわかるんじゃないの?と思うかもしれませんが、黒くならないカビもあるので要注意です。
詳細についてはカビは見えないものも存在する?カビの種類と特徴、発生条件についてまとめた記事があります。こちらを参考にして下さい。
毛布を洗濯する時の手順は?
毛布を洗濯する必要性がわかったところで、いよいよ自宅での毛布の洗い方についてまとめていきます。
①目立つ汚れやホコリを取り除く
まず最初に毛布に付着しているホコリや目立つような汚れを取り除きましょう。毛布が痛まないよう、軽くブラッシングします。
ここでしっかりと作業をしておくと、仕上がりが全然違います。
②毛布をネットに入れる
洗濯機に毛布をそのまま入れてしまうと洗濯中に洗濯槽の中で広がってしまい、上手く洗えなくなる原因になります。
そればかりか毛布が洗濯槽に引っかかって取れなくなる危険もありますから、必ずネットに入れましょう。
ネットに入れる際は適当に入れるのではなく、縦と横に1回ずつ折ってからクルクルと巻きましょう。
ネットにしっかり入れたら洗剤を入れ、洗濯機で洗います。
どのコースで洗うべきはという事に関しては次の項で詳しく説明します。なお、毛布を洗う洗剤選びは大切です。
洗濯する際は普通の洗剤を使うのではなく、おしゃれ着を洗うための中性洗剤を使いましょう。
洗濯機のコースの違い
自宅で使っている洗濯機に「毛布コース」があれば毛布コースを使います。
毛布コースとは普通の洗濯より水を多めにして、じっくりと時間をかけて洗濯するコースです。
ドライコースも衣類のダメージを抑えながら洗濯をしますが、毛布のような大きなものを想定した大物洗いもしくは毛布コースのほうが最適です。
もし自宅の洗濯機に毛布コースがない場合はどうすればいいでしょうか?
その場合は「手洗いコース」を選びましょう。毛布コースと同じような洗い方ができます。
洗濯機で毛布が洗濯できるかどうかの目安はあるの?
洗おうとする毛布に対して洗濯機が小さすぎる場合、洗濯が上手にできずきれいに洗えない原因になります。
そのため、自宅の洗濯機で洗うことができるかどうか事前にしっかりと確認しましょう。
かんたんなチェック方法です。まず水を張っていない洗濯機に毛布を入れてみましょう。
洗濯槽に対し、ザックリ見て1割~2割以上の余裕があれば問題なく洗濯することができます。
もし余裕がないようであれば洗濯機で洗う事は諦め、お風呂の浴槽で洗うかクリーニングに出す事をお勧めします。
洗った毛布をふんわり乾かすにはどうしたらいいか?
毛布は寝るとき直接肌に触れるものですから、ふんわりと乾かしたいものですよね。
洗った毛布をふんわり乾かすためにどんなことに気を付けたらよいのでしょうか?
おしゃれ着洗い用の洗剤を使う
普通の洗濯に使うアルカリ洗剤は毛布の生地には少し刺激が強すぎるようです。そのため洗い上がりがゴワゴワして肌触りが悪くなってしまいます。
再度、各メーカーの洗剤を目安として載せます。
毛布を洗濯するときにはおしゃれ着洗い専用の中性洗剤を使いましょう。ドラッグストアで購入できるもので十分です。
柔軟剤をつかう
これはよりふんわり感を追求したいなら、という部分であえて載せています。
おしゃれ着洗い専用の洗剤は詳しく述べませんが、あまりゴワゴワする性質の成分ではありません。
私も普段の洗濯の際にはおしゃれ着洗い洗剤のみを使い、基本的に柔軟剤は要らないかな、という体感もあります。
が、柔軟剤を使用して乾かすとやはり仕上がりが全く異なります。
そのため、よりふんわりと仕上げたいなら柔軟剤は必要になるでしょう。
脱水時間は短めに
毛布は大きくて厚みもありますから毛布をしっかりと乾燥させるには長い時間がかかります。そのため、脱水をしっかりとしたほうがよい、と思いがちです。
しかし脱水は毛布の生地を傷めます。ですから、短めの脱水でやめておきましょう。脱水が短い分、しっかりと干して乾燥させればOKです。
日陰でしっかりと乾燥させる
毛布をふんわりと仕上がるためには干し方も大切です。しっかりと乾燥させるとふんわりと仕上がります。
毛布を洗濯する日は晴れていて、乾燥している日を選びましょう。
2本の物干しざおを上手に使ってM字に干すとしっかりと乾燥させることができます。時々裏返してあげると早く乾燥します。
まとめ:自宅で毛布を洗濯するときは注意点を守ればふんわりと仕上がります
車があったり、すぐ近場にクリーニング店があれば運搬には困りませんが、それ以外やかかる経費を抑えたい方には自宅での洗濯が適しています。
寝具は人が人生のうち3分の1を占める上で重要な意味をもつもの、快適な睡眠を目指すならこういう部分もしっかり見ていきたいですね。
→眠れない時に試したい、質の良い睡眠をとる方法7選をまとめてみた
また、洗う目的ということでカビに関しては本当に見えないものも存在するので注意が必要です。
ではでは(`・ω・´)ゞ