普段、おみくじと言えば年始に引くことが多いでしょうか。
あまり凶を引いたことが無いのですが、そもそもおみくじについて知らないことが多いのです。
単純に凶を引いたら、その一年悪いことがあるんじゃないか的なイメージです。
ただそんなことは無いと思うので、おみくじについて調べてみた内容です( ˘ω˘)
おみくじ
神社に行くと、おみくじを引いている人をよく見かけます。
そして、書かれている運勢に喜んだり悔しがったりしています。
おみくじというのは古来、神様の前で政治のことなどを判断する時の道具としていた「くじ」に神様の意思が表れる…と考えられたものです。
おみくじの運勢の順番
おみくじの運勢の種類は一般的に大吉や吉、凶など7種類になっています。
ただ、そのおみくじの運勢の順番の受け取り方が人によってまちまちです。
それもそのはずで、おみくじの運勢の順番は全国共通になっているわけではないとのこと。
そう、神社によって異なることが少なくありません。中には、12種類もの運勢のあるおみくじもあります。
実はおみくじの吉凶の順番については神社本庁の公式サイトで以下のように紹介されており、この順番が基本とされています。
大吉>吉>中吉>小吉>末吉>凶>大凶
凶の本当の意味
おみくじというのは将来の運命の良し悪しを表しているのではなく、今の状態を神様が告げているものとされています。
従って凶を引いた時は、『運気が低いようだから災いがないように十分に注意しなさい』と神様が諭しているということのようです。
実際におみくじを読めば分かりますが、将来不幸になるとはどこにも書かれていません。
なお「凶」という字を見ると「メ」の字が左右と底で囲まれていますが、上は空いています。
そこで「メ」が「芽」に例えられ、凶は芽が上へ大きく伸びる前触れと伝えられています。
つまり、凶はこれから運勢が良くなる暗示と捉えられています。
従って凶を引いたからといって落ち込む必要はなく、発展する前の準備段階だと思えばいいのです。
凶の出る確率
ちなみに、凶の出る確率は神社によってかなり差があります。
現在のおみくじの祖と言われる元三大師のおみくじ帳には大吉:16%、吉:35%、凶:29%、その他:20%と記されています。
実際にはそれほどの率にはなっておらず、平均的には15%前後です。
ただ、浅草の浅草寺と成田の新勝寺は30%と高いことで有名です。
凶である期間
凶が出た場合、気になるのがいつまで凶の運気が続くのかということです。
色々言われていますが、いつまでというものはありません。
そもそも、おみくじには「期間」という発想はありません。
今の運勢を神様が告げているだけ、という概念のようです。
ということは、あえて期間で示すなら次のおみくじを引いた時に現在の運勢が分かる…ということになりますね。
凶のおみくじの処理
凶のおみくじが出た時に、どのように処理すれば良いのか分からないという人が少なくありません。
おみくじは「お札」や「お守り」と違い、神様のご加護が込められていないとのこと。
そのため、おみくじによって何らかの効果を得られるものではありません。
従って、どのように処理したとしても特に問題はないようです。
一般的な処理の仕方
神社によってはおみくじを結ぶ木が用意されています。
凶のおみくじを木の枝に結ぶことで、凶の悪い気をそのまま持ち帰らないためです。
おみくじを結んで帰ることによって境内に悪い気を留め、神様のご指示だけを守るようにするということです。
神様と縁を結ぶために、木の枝に結ぶという意味でもあるようですね。木は古くから生命の象徴で神様と深い繋がりがあるものと信じられております。
つまり木におみくじを結ぶことによって、神様に自身の悪い気を取り払ってもらえるように願う気持ちが込められています。
大事なのは精進
おみくじで凶が出たからといって、マイナス思考になることはありません。
その時の運気が傾いているだけのことであり、自身でその時にあった行動をしつつ精進すればまた望む方向にいきます。
良くないのは、凶が出たのに無視して不摂生をすることでしょう…。
まとめ
神様とかなんだとかちょっとオカルトっぽくまとめていますが、自身はあまりそういう類のものは好みません。
しかし運勢というものは確実にありますし、たまたまおみくじで引いた時の運勢を表している…という理解は納得です。
なのでその時に出た事実を参考に行動する、というのは非常に重要な意味を持つものと思います( ˘ω˘)
ではでは(`・ω・´)ゞ