戦後の住宅不足を解消するため、1955年に現在の「UR都市機構」の前身である日本住宅公団が設立され、日本全国に賃貸住宅や分譲住宅の大規模団地が建設。
俗に、公団住宅と呼ばれていました。
そして、高度成長期のサラリーマンは公団住宅に住むことが主流となり、DKスタイルという新しい生活様式の礎となります。
現在のUR賃貸住宅はUR都市機構が運営しています。
メリットの豊富なUR賃貸
UR賃貸には以下のようなお得なメリットがあります。
1.入居時の礼金が無し
入居時に必要となる費用は、敷金(月額家賃の2ヶ月分)と入居日から締日までの日割り家賃、共益費だけです。
「礼金」がありません。
なお、敷金というのは引越す際に、故意や過失によって部屋を破損させたり、汚したりした時に原状回復のために使う費用です。
従って、何も無ければ全額を返還してもらえます。
2.仲介手数料が無し
部屋探しや申込の相談はUR営業センターやUR賃貸ショップなどで行うため、不動産会社を通さないことから「仲介手数料」が不要です。
3.更新料が無し
UR賃貸は契約期間満了時における更新が自動更新になっており、手続きの手間がかからず、更新料も要りません。
4.Pontaポイントの付与
UR賃貸で最も特徴的なのが、毎月の家賃の支払いに対して500円ごとに1Pontaポイントが付与されることです。
仮に、1ヶ月6万5,000円の家賃を支払っていると、毎月Pontaポイントが130ポイント貯まります。
Pontaポイントはコンビニのローソンを始め、多くの実店舗で支払いに使えるため、価値のあるサービスです。
貯まったポイントは保有しているPontaカードに合算できます。
割引を受けられる住宅
UR賃貸には住宅に対しても割引を受けられるサービスがあります。
1.U35割
35歳以下の人が対象となる割引サービスで、3年間家賃が割引されます。
2.子育て割
所得条件を満たした18歳以下の子供がいる世帯、及び新婚世帯(配偶者を得てから5年以内)を対象とした割引サービスです。
新婚世帯から子育て世帯になれば、最大で9年間も家賃が20%割引されます。
UR賃貸の申込資格
UR賃貸に入居するためには、以下の条件をすべて満たしていることが必要です。
- 申込者本人の平均月収額が基準月収額以上ある。
- 日本国籍、またはURが定める資格を持つ外国籍で、継続して自ら居住するための住宅を必要としている。
- 単身者、もしくは現に同居し、または同居しようとする親族がいる。
- 申込者本人を含めた同居世帯全員が、URが定める入居開始可能日から1ヶ月以内に入居でき、物件内で円満な共同生活を営むことができる。
- 申込者本人を含めた同居世帯全員が暴力団員などではない。
平均月収額
平均月収額(過去1年間の合計額を12で割った額)が以下の基準月収額以上あることが条件です。
1.世帯で申込む場合
- 家賃が82,500円未満:家賃額の4倍
- 家賃が82,500円以上20万円未満:33万円(固定額)
- 家賃が20万円以上:40万円(固定額)
2.単身者で申込むの場合
- 家賃が62,500円未満:家賃額の4倍
- 家賃が62,500円以上20万円未満:25万円(固定額)
- 家賃が20万円以上:40万円(固定額)
住宅の種類
UR賃貸の種類としては、普通団地とタワーマンション(超高層団地)があります。
そして、UR賃貸では家族のニーズに応じて以下のような部屋が提供されています。
1.ステージセレクト住宅
夫婦だけ、夫婦と子供など、世帯人数に適した部屋を選択できます。
3LDKや4LDKの住宅に間仕切り用の壁を設置したものであり、居住スペース分だけの家賃で賃貸できるという合理性があります。
2.ペット共生住宅
現在はペットと一緒に暮らす人が多いため、建物設計や設備などが飼育に適するように配慮されています。
3.高齢者向け住宅
床の段差を無くしたり、手すりなどが設置されています。また、緊急連絡用の装置が用意されています。
まとめ
ちょっと前に引っ越しでUR賃貸住宅ってなんだろ?と調べた下書き記事を復活させてみました( ˘ω˘)
なんらかの参考になればと思います。
ではでは(`・ω・´)ゞ