身近でも電話対応や応対など、その違いを知る場面は多くあります。
しかし私も含め、その違いを知っている方はいるでしょうか?
仕事で電話の取次をしているときに周囲に質問してみたけど、フワッとしか答えが返って来ませんでした。
ので、自分で調べたものを考えつつまとめてみました( ˘ω˘)
対応と応対の大きな違い
まずはそれぞれ意味を調べてみました。
たいおう【対応】
相手や状況に応じて物事をすること。 「事態に-して方針を変える」
おうたい【応対】
相手になって受け答えをすること。 「電話の-が上手だ」 「母が-した客」 〔「応待」と書くのは誤り〕
いずれも大辞林 第三版の解説になりますが、すでに言葉での違いが明確です。
でも違いが分かっても、これだけじゃ詳しくはわかりませんね。以下で具体的にこの違いを見ていこうと思います。
対応とは?例もあげつつ考えてみる
上記ではなにかに応じて事をする、と書かれています。
実際になにか問題が起きたときやしてほしいこと、そんな要望に対して応じることですね。
つまりクレーム案件で言うなら適切な処理、もしくは相手が期待以上と感じた時に「対応が良い」という言葉が出るイメージです。
相手の要望に応えて行動する、といった具合でしょうか。
逆に「対応が悪い」という状況なら、相手の要望にそぐわない答えを返しているということ。
電話で言うなら電話対応は「~してください」という要望に対し「かしこまりました、変更完了です」と応えている場面ですね。
じゃあ応対とは?
相手になって受け答え、という解説でしたが、正しくは相手の立場になって受け答えをするという内容だと思われます。
対応がその場での行動を求められるのに対し、応対はその態度。いかに相手をおもてなしするかという部分でしょう。
ビジネスでのシーンなら、丁寧な言葉を使い配慮ある姿勢に対し「あそこのスタッフは応対が良い」という言葉が出るイメージです。
逆に配慮なく、乱暴な言葉づかいや相手の立場になれない態度だと「応対が悪い」ということになります。
対応と応対の意味を合わせて考えてみる
それぞれに噛み砕いてみたところで、今度は合わせて考えてみます。
対応と応対の合わせ技として「あの会社は応対が悪いけど、対応は正確だ」と言ったり「愛想いいけどスピードが遅い店員だな…」という言葉が考えられます。
特に後者の「愛想いいけど~」はまさにその典型だと思われます、究極の選択風でよく聞きますが対応と応対の違いを明確にした良いたとえじゃないかと。
つまり片方が良くてもイマイチ…相手が求めている部分にもよりますが、どちらもいいのが理想。
※バランスを考えるなら適度なスピードと適度な愛想の良さかとは思います。
後は自分が大事にする部分、相手と状況などに応じて判断をすることになるでしょう。臨機応変な部分も必要。
特に電話であれば声だけなので、余計に適切な応対を前提とした対応が求められます。
まとめ:似たような言葉だけど相互に深く関わる全く別の意味
かな~と思います。あくまで実体験と調べた上でのまとめです( ˘ω˘)
あまり普段使い分けるということはありませんが、この意味合いを知っていると全く別の意味として考えることが出来ます。
こんな解釈で使ってみて、違うようなら追記や修正で「対応」しようと思います。
ではでは(`・ω・´)ゞ