何度も同じ失敗を繰り返したり、ミスを起こしやすかったりする人に限って無駄な一手間をかけていることがよくあります。
ただ意外と多くの方が無駄な工程を加えていて、もっとかんたんに考えてみればいいのになぁと思うのです。
無駄な一手間を前提にすると労力もかかって再発防止の難易度も上がってしまう
なぜか同じミスを繰り返す人って、無駄な手間を加えていることが多いんですよね。なくても平気でしょ?という工程を、律儀にやっているんですよ。
そもそもやらなくていいことはやるべきではなくて、自分の行動がどういう結果に結びつくのか客観的に考えていないのがよくわかります。
無駄な作業はそもそもやるべきじゃない
例えば共用エリアを使っていて、自分が汚したあとキレイに掃除する必要があったとします。けど定期的に掃除漏れがあり、怒られる頻度が多いとするじゃないですか。
ここで改善しようと思い、チェックシート作ったり仕上げの見回りを強化したりしました。でもやっぱり抜け漏れがあって、迷惑をかけ続けてしまいます。
いや、そもそも汚さないようにすればいいんじゃないの?っていう話です。汚すから掃除の難易度を上げているし、結果として抜けやすくなります。
上記はただの例ですけど、状況が変わってもっと巧妙にやってしまっている方もいらっしゃるでしょう。
やり方が悪い場合も抜けが発生しやすくなる
例えば自宅でふだん電気をつけっぱなしにする習慣がついていて、仕事でも同様につけっぱなしにしてしまう人がいるとします。
まだ照明とかならいいけど、つけっぱなしにするとマズイものもあるじゃないですか。電気に限らずあらゆる面で放置するとよくないものは、たくさんあります。
そういった方はふだんがつけっぱなし精神なので、そもそも抜けやすい習慣を身に着けてしまっているわけです。
外的な環境要因で解決できる例もたくさんありますが、本人起因のミスをしやすい習慣は自覚した上で真っ先に修正しないといつまでも直りません。
つまりなんでもかんでも改善すればいいわけじゃない
改善する前にそもそも無駄なことをしていないか、どうやったらミスを起こしにくいか?を考えたほうが良いです。
ミスしやすい要因をたくさん作った上で、さぁ一つひとつ改善手段を考えようか!だと二重・三重にも手間が発生しています。
そもそもミスにつながりやすい要因を作らない、やらないようにするのも大切です。そうすれば要因が一つ減るし、改善するまでもありません。
意外と無駄な手間を増やして、その無駄を改善しよう!なんて人がいるんだなぁと思った話です。
まとめ:そもそも汚さなければ掃除の手間も減って抜け漏れリスクも少なくなる
例では掃除とか身の回りのことについて出しましたけど、仕事でも無駄な一手間が加えられた上で改善を考えよう!とする場合は多いですよね。
大抵は意味もなく上の人が考えたから、とか。思考停止でそのまま慣習として続けられているとかなので、どうなのかなーと思うこともあります。