ゴーヤの苦味について考えが変わるかもしれません…うえの(@uenoyou111)です( ˘ω˘)
昨日もお送りしたゴーヤ記事、第二弾です。前回はこちら。
前回はタイトルどおり見分け方と苦味のとり方についてでしたが、今回はその栄養成分についてまとめてみました。
ゴーヤの栄養成分
まず日本食品標準成分表を元にいくつか抜き出してみます。
栄養成分 | にがうり生果実 |
---|---|
エネルギー(kcal) |
17
|
タンパク質(g) |
1
|
脂質(g) |
0.1
|
炭水化物(g) |
3.9
|
食物繊維(g) |
2.6
|
カリウム(mg) |
260
|
カルシウム(mg) |
14
|
βカロテン(µg) |
210
|
ビタミンB1(mg) |
0.05
|
ビタミンB2(mg) |
0.07
|
ビタミンC(mg) |
76
|
葉酸(µg) |
72
|
※野菜類にがうりより参照
こうしてみると、あの見た目から意外とビタミンCが多く含まれていることがわかります。
ちなみにキウイで100gあたり69mg、ゴーヤは76mgとキウイよりもビタミンが多いです。
その他、食物繊維でよく比較されるキャベツですが、こちらは100gあたり1.8g。ゴーヤは2.6g。
カリウムはトマトで210mg、ゴーヤは260mg。
葉酸も同時に摂れるのは嬉しいのですが、妊娠中・授乳中はあまり推奨されないようです…
国立健康・栄養研究所は、その果実は通常の経口摂取では健康上大きな問題は無いが、流産を誘発する可能性があるため妊娠中の摂取は恐らく危険であり、また授乳中の安全性について確認されていないことから、そのような状況下においては摂取は避ける事を推奨している。
ゴーヤの苦味成分
よく言われるのは「モモルデシン」ですが、調べてみると4つあるようです。
- モモルデシン
- チャランチン
- コロソリン酸
- ククルビタシン
水溶性と脂溶性に分かれますが、それぞれで効果が違います。簡単に抜き出していきます。
1.モモルデシン
健胃作用があり、食欲を増進させます。また、自律神経に働きかけてバランスを整える可能性があるとして注目されています。
ゴーヤーの栄養成分・効果|苦味成分は胃腸保護や自律神経サポートも期待
2.チャランチン
植物インスリンと呼ばれ、血糖値の上下を緩和させます。血糖値でお悩みの方に最適。
ゴーヤ苦味成分の抜き方・取り方!苦い原因や効能・栄養は? | アリスの陽なたぼっこ
3.コロソリン酸
こちらも血糖値に関わる効果が見込めます。ただインスリン分泌とは違う部分で血糖値を下げる効果を有しているのでは?という考察もあるようです。
こちらはバナバ抽出物による効果のまとめなので、ゴーヤにも同じ効果が現れるのかは不明…しかしいずれにせよインスリン分泌に関わる部分はチャランチンと同じと言われています。
ゴーヤ苦味成分の抜き方・取り方!苦い原因や効能・栄養は? | アリスの陽なたぼっこ
4.ククルビタシン
ウリ科植物に特有のステロイドの一種で、抗癌作用が認められています。
ただ摂取しすぎると腹痛、嘔吐、下痢などの症状が現れるので注意が必要です。
夏バテに最適な理由
まず夏バテの症状としては全身のだるさと倦怠感、それと食欲不振です。
室内外の温度差で自律神経が乱れたり、熱帯夜による睡眠不足…これらが続くと更に悪循環を引き起こす可能性があります。
ゴーヤが最適と言われるのは、この自律神経に働きかける作用があるとされ、消化器の機能へ働きかけて食欲を増進。
加えてビタミンなど疲労回復に効果を発揮するので、まさにゴーヤは最適だと言われています。
ゴーヤの知られざる栄養とは?夏バテに効くって本当? | 食う寝る暮らす
まとめ
毎年ゴーヤ食べまくってるので、だから夏バテに縁が無いのかぁ~なんて思います。
(もしくは年中夏バテという事に気付いていない可能性も…)
妊娠中・授乳中の方へは推奨されないようなのでおすすめは出来ない状態ですが、出来る方は積極的に取り入れてもらいたいなぁと思う限りです。
興味を持った方はまず、いいゴーヤを選んで苦味を取ってから食してみましょう。
美味しく涼しいゴーヤライフを!
ではでは(`・ω・´)ゞ