認められたいことと、認めることは別次元の話である。上野(id:uenoyou111)です、こんばんは。
ブログ巡りをしていて時々、承認欲求が強いとか。
承認欲求を得るためにブログを書く、とか見かけます。
学生時代に心理学もちょこっとやらなきゃいけなくて、そういやマズローの欲求5段階説みたいなのもやったなーくらいに覚えてたんですよね。
これを備忘録がてら復習して、ついでに簡単なテストがあったのでやってみました。
承認欲求とは?
ウィキペディアの力をお借りします。
承認欲求(しょうにんよっきゅう)とは、他人から認められたいとする感情の総称である。
人間は他者を認識する能力を身につけ、社会生活を営んでいくうちに、「誰かから認められたい」という感情を抱くようになる場合が多い。この感情の総称を承認欲求という。
承認欲求 - Wikipedia
承認欲求にも色々種類があって、説明しだすとどんどん複雑になって超長くなります。
なので、ここでは他人から認められたいという他者承認についてまとめていきたいと思います。
※ちなみに、今の自分に満足しているか。自分を認められるかという欲求については自己承認と言うみたいです。こちらは承認欲求の中で切っても切れない関係の深い部分にあります。
マズローの欲求5段階説
承認欲求を語る前に、このような欲求が段階的にあるとされています。
アメリカの心理学者、アブラハム・マズローが理論化したものです。
基本的な部分としては、一番下の欲求が満たされると次の欲求が強くなり、段階的に上へ上へと登っていくと考えられています。
様々な状況がありますので、飛び越えることも逆行することもありますね。
面白いのは、自己実現の欲求に到達すると承認欲求は薄れてしまったり、満たされなくても構わないと思ってしまうところ。
自己の実現というのは大層至福の喜びを得られるものらしく、この自己実現の欲求だけはピラミッドの頂点とされつつも全く異質な存在なのです。
参考にした論文はこちら
http://econ.meijigakuin.ac.jp/research/publication/pdf/124-4.pdf
5段階を簡単に解説
(1)生理的欲求
人の生命活動を維持する上での基本的な欲求が当てはまり、食欲・性欲・睡眠欲が該当します。基本的な生活をしている人であれば、生理的欲求は常に満たされています。
(2)安全の欲求
危害を加えられない、自身の安全が保証された状態を求めます。生きたいという本能に近い欲求なので、安全な場所で食事、寝床が確保されている事ですね。
(3)所属と愛の欲求
上記2つが肉体的な、本能に近い部分。ここからは精神に由来する人間としての欲求が見えてきます。肉体活動が安全に行えると自覚すれば、人は孤独を感じる余裕が出てきます。すると、どこかのチームに所属したい、他者から愛されたいと思うようになります。
(4)承認の欲求
今回の肝はこちらですね。3で述べた愛されたい、という部分と決定的に違うのは、対等の関係から崇拝に近い関係を求めることです。あの人すげー!なんて崇められたい、尊敬されたいということですね。
(4.5)他者と自己
承認の欲求にも、厳密には二段階あって。冒頭で述べた他者承認、つまり他人から崇められたい。この欲求が満たされると、今度は理想の自分を強くイメージし始めます。そしてその理想の自分と現実の自分のギャップを受け入れるのが自己承認となります。
(5)自己実現の欲求
そして自己承認をすると、理想を描いた自分を現実世界で実現させるという域に到達します。もう楽しいらしいです。
簡単なテストをやってみた
と言う事で、どんなものかを言葉で語るのではなく、実際にテストという形で承認欲求の強さを測ってみましょう。
ちなみに私の結果はこちら
うーん、あまり強くなかったようですね。
基本的に欲求は、満たされないものを満たそうとするモチベーションに繋がります。
この階層を上手く活用して、自分が今どの階層にいるのか。
自分で解析、考察して当てはめると足りないものが見えてきます。すると、次の行動が分かります。
ちょっと蛇足だけど、モチベーションについてはこんな記事も書いたことがあります。
まとめ
よく私は自己を見つめる、自分の内面と向き合うのが好きで度々葛藤してます。
最近は「自分の内面と向き合う」という記事ジャンルも作りましたが、欲求階層で言うと割と上にあるみたいですね。だから承認欲求でも他者承認の部分は低いのかな?
今回の承認欲求については、実はかなり深い話で、私ごときがこんな軽々しくまとめられる内容じゃありませんでした。
心理学専門の人から見ると「何言ってんだこいつ」みたいな見方をされるかもしれませんが、色々調べてみてようやく自分の中に落ちた今のところのまとめみたいな感じでした。
ではでは(`・ω・´)ゞ