お湯や水より常温水が好きな上野(id:uenoyou111)です、こんばんは。
今日は社内でちと話題になった話を丸パクリして自分で調べた内容です。
タイトル通り、なんとお湯と水で注ぐ音が違うんだとか!
長年注いできたつもりですが、その違いには気付きませんでしたねぇ~(;´∀`)
でも聞いてみるとほとんどの人が聞き分けられる違い、なようです。
早速、聞いてみる
ということで、まず聞いたほうが早いというところで動画を載せてみます。
うん、確かに違う。聞き分けも出来る。水の方が高くて、お湯の方が重めなドボドボ感。
改めて聞いてみないと分からない違いですねぇ、でも確かにお湯って表示が出ているせいなのか熱そうな印象ではあります。が、そこまで大きな違いに感じられない耳の悪さですね(;´∀`)
なんだろ、水の時とお湯のときじゃグラス違うんじゃないの?みたいな。
入れ物で変わるんじゃないのか、と思ってしまったわたくしめはひねくれ者で間違いないです~~~。
もうちょっと詳細な動画
今度はサイエンス動画を幅広くお届けしているYouTuberのSteve Mould氏の実験動画です。
こちらはお湯か水か分からない状態にして、より音が聞きやすい様に調整してくれています。サクッと聴き比べをしたい方は48秒まで飛ばしてください。
どうでしょうか。個人的にはすごく分かりやすいと思いました、お湯の方は湯気まで感じられる不思議。笑
動画中の説明によると、水とお湯では粘性が違うみたいですね。ドロドロかさらさらか。
コップに注いだ時の、はね方の違いで音が変わると仰られています。
粘性を調べてみる
ということで、純水が温度によってどのぐらい変化するかをグラフにしてみます。
温度℃ | 粘度cP{mPa・s} | 動粘度cSt{mm2/s} | 密度g/cm3{mm2/s} |
---|---|---|---|
0 |
1.792
|
1.792
|
0.99984
|
25 |
0.890
|
0.893
|
0.99705
|
50 |
0.548
|
0.554
|
0.98805
|
100 |
0.282
|
0.295
|
0.95835
|
備考)この表の値は、20℃における動粘度1.0038 cSt{mm2/s}を基準にして定めたものである(JIS Z 8803より抜粋)
純水の粘度、動粘度および密度 | 粘度計 | アカデミー・コーナー | アズワン参照
数字を見て分かるように、温度が上がるとどんどん数字が下がっています。つまり、粘度が下がってサラサラになっていきます。
これは分子間の抵抗が原因と言われています。
温度上昇によって粘度が変化する理由についてですが、「液体の粘性は分子間の引き合う力」によるものと考えればイメージしやすいです。すなわち,液体が形を変えようとしても分子間力によって抵抗が生じる、これが「粘性」というわけです。 温度が上昇した場合、液体の分子の運動が活発になります。つまり分子は自分で勝手に動きたがるようになり,抵抗が減じる=粘性が低下するのです。
なので、お湯のほうが抵抗が少ないので、サラサラになるということですね。
音との関連性
音の正体は、物体の振動です。
「音」は「振動(=ゆれ)」です。振動がいろいろなものを介して伝わることで、耳に届きます。そのため、振動を起こすもの(=音源)がなければ、音が発生することはありません。さらに、空気(気体)や水(液体)、金属(固体)など振動を伝えるものがなければ、音は聞こえません。
で、先程の水とお湯の違いを聴き比べれば分かると思うのですが、音の高さが微妙に違います。
これは音の高低が振動数によって決まる関連性が影響していると考えられます。
これを紐解くと、粘性が低くなれば抵抗が少ないので柔らかい状態。つまり振動を吸収し、振動数が下がり、音が低くなると。
逆に粘性が上がれば抵抗が増えて固い状態。振動を吸収しづらく、振動数が上がり、音が高くなると(少し難しくなるのである程度アバウトに書いてます)。
楽器類の調律をされた事がある方なら分かると思うのですが、弦楽器なら強く張って固い状態になると高い音になりますよね?
逆に緩めてダルダルな状態にすると低くなります。
そう考えると、水の音が高くてお湯の音が低いのは一致しますね。専門家じゃないのではっきり断言は出来ないですが(;´∀`)
まとめ
ということで、聞き分けも出来るし実際に音の高さとして違いが出ている…というお話でした。
だから何なんだというレベルですが(;´∀`)
冒頭にも書きましたが、長年当たり前のように水やお湯を注いできたけど…全然気付かなかったものだなぁ~って思います。
色々まだ身の回りにそんなものが隠れてそうですねぇ。
ではでは(`・ω・´)ゞ