私の周りでスキルを数多く持っていたり、磨き上げたりすることばかりに熱中している方が数多くいらっしゃいます。
確かにスキルは相手の満足度を高める上で重要ですが、本当の価値は「相手の求めていることを叶えてあげること」です。
あくまでスキルは付加価値の一つで全体のサービスから見れば小さなもの
かんたんに言えばスキルを磨かなきゃ!そのやり方じゃスキルが身につかない。なんて言葉に少しうんざりしています。
まぁサービス全体は小さなスキルで構成されていると言っても良いかもしれませんが、本質を見ていないと乖離が起きやすいです。
スキルは付加価値の一つ
あくまで私の考え方です。スキルはなにかサービスを提供したときに、独自の価値を与えるスパイスのような役目を果たしています。
顧客の思いを汲み取るとか、相手の求めている提案ができるとか。ベースは一定以上でも、細かく分けると人によって個人差が大きいですよね。
顧客からよく選ばれる人は優れたスキルが基本サービスに付加されて、独自性を生み出しているから価値が高まります。
常に状況は変化するから視野が狭いと危険
私がスキルばかりに目を向けると良くないと考えるのは、「視野が狭く状況変化に気付けない」と思うからです。
たまたま顧客の求めている付加価値が、たまたま今の状況に合致しているなら価値が高いでしょう。
けれどもし同じようなスキルを取得した方がたくさん現れて、価値が薄れてしまったら?
いつまでもスキルばかりに目を向けていれば、状況の変化に気付けない可能性が高いです。
大切なのはやはり相手が求めていることを常に探ること
スキルなんて大それたものではなく、あくまで基本的な人の感情面から考える話です。
むしろ相手の満足度を探る能力は合理性よりも感情面で受け取ったほうが、感受性が高く情報量も多いと感じます。
情報量が多ければ変化にも気付きやすく、求めているものやほかの情報から総合的に判断して取得するスキルを変更可能です。
選ばれる人は優れたスキルを持っていますが、スキルだけに頼らず「結果として優位な能力だけが目立っている」と感じます。
まとめ:大切なのはスキル取得ではなく前段階の何が必要かを感じ取ること
相手の求めていることを正確に掴み取るスキル、と言っている方もいました。
しかしそうおっしゃる方は、どこか人の感情をないがしろにしている感覚があるんですよね。
ライブの良さを体感せずに、デジタル音源でライブ感を分析する感覚に似ています。