ふとつんどく (id:tsundokudesu)さんの、「やらない後悔よりやった後悔のほうがマシというセリフにしっくりこない」という記事を見かけて、興味深さを感じました。
私は「やらない後悔より、やった後悔のほうがマシ！」と常に言い切っているので、なんで自分はそう思うんだろう？と考えてみた話です。
やったほうがマシ！と考えるのは過去の経験と比較して得るものが大きいから
過去の自分を振り返ると、「挑戦したから失敗した」と責めることが多かったです。失敗って少し抽象的ですけど、前提や評価が難しいためひとまず主観で書き出します。
ただ自分の場合は過去と今を比較した結果、プラスになる考えを選択したという感じです。
能力値が低いからこそ失敗が多かった
私は一般的な社会人の中だとレベルが低く、本当の意味で仕事ができません。もの覚えも悪いので、新しく始める系のもの全般はいい結果を得られないんですよね。
失敗が続くからこそ、挑戦しなくなります。なので既存のものをゆっくり極めることで、自身の能力不足を正当化していた気がします。
つまりやらない後悔のほうがマシ！という選択を取っていました。やって後悔するぐらいなら、やらずに洗練させたほうがプラスになるだろうと。
大きな失敗というより、長年積み重なった失敗が大きな壁になっていた感覚ですね。あのころは何やっても失敗するっていうイメージしかなかったです。
少しずつ自分の得意を中心に考え方が反転
ただそんな自分がすごく嫌だったので、自分の得意分野に限って挑戦をし始めたのがキッカケだったと思います。
得意分野だと知識でカバーできることが多いし、好きなことだから多少の失敗もある程度は肯定的に受け取れるんですよね。
そのとき結果が出始めると同時に「失敗して嘆くより、もがいて結果にしがみついたほうがプラスになる」というのを体感しました。
結果を出せない自分が嫌で仕方なかったから、もがいてとにかく成してやろうと考え続けてそういう思考に行き着いたと感じます。
後悔を抜きにして得られるものがまるで違う
あくまで私の場合ですけど、やらない後悔って「うわ～やっておけばよかったかな…」と、ずっと引きずることが多いです。得られるものは安心感ぐらい。
でもやったあとの後悔は、得られるものがプラスにしろマイナスにしろあります。その得られるものがないと、成功を得るのはなかなか難しい印象です。（自分の場合）
ただつきまとう後悔や失敗に対する感情って、けっこう無駄じゃないですか。機械的に感情をなくせば、成功するまでずっと続けられますよね。
なので私は後悔そのものが無駄だなぁと考えます。その上で比較したら、前へ進めない後悔より利用価値のある後悔を選ぶという判断です。
もちろん一般的ではないと思うのでアドバイスは不可
どっちの後悔がマシ？と言われて、ふつうはリスクがあるような博打前のめり後悔なんて選択しないと思います。
あと後悔の感情を切り離すのも難しいですし。私も最初からこういう考えではなかったので、いきなり切り替えるのもかなり厳しいでしょう。
つんどくさんは自身の経験から、そういう選択で悩む人に軽々しく主題のアドバイスはできないと記述されていました。
まさに軽々しく伝えると失敗したとき責任取らされそうだし、私が相談受けたら自分の選択ぐらい自分で決めなされと突き放しちゃうと思います。
自分の選択に自信を持てないと後悔しやすい
私は自分の選択に強い自信を持っていますが、その正しさはその瞬間だけだと思っています。失敗したら選択を見誤ったんじゃなくて、その時点での知識・経験不足です。
得られたものを糧にすぐ自分の考え方をアップデートすれば、もっと最高の状態で判断していけます。そういうあり方も含めての自信です。
ただ選択した自分に自信がないと、「なんであのときバカな選択をしてしまったんだろう…」と嘆いてしまうかもしれません。（よく自己批判していました）
何でも自信を持てばいいとは思いませんが、選択に関してはかなり重要度が高い要素だなぁと感じます。
まとめ：過去と比較したときにやらないよりやったほうがよく、後悔が無駄だと考えた
まずやらないよりは、やったほうが得られるものは多かったです。前提としてはその選択に魅力を感じているとき。魅力を感じない選択なら、そもそも後悔しないはず。
その得られるものを活用して粘り強く挑戦すれば、成功が得られる。それなら無駄なのは、後悔という感情だけ。
という考えから、私はやらない後悔よりやった後悔のほうがマシだと感じています。後悔は排除前提になっちゃいますけど^^;
ただこの選択はたまたま今の自分にマッチしているだけなので、誰にでも当てはまるとは思えません。時間経過で考え方が変わるかもしれないですし。
久々にいい思考の潜り方をしたと感じました。とても良い記事です。
