私がシミュレーションする力と呼んでいるこの機能は、いわば条件を設定して脳内で状況再現することを指します。
ここの回転が早いとミスのポイントを発見しやすくなり、相手の主張や論理の綻びにすぐ気付けるわけですよ。
条件を整理してシミュレーションしてみないと問題があるかわからない
どんな物事でもやってみなきゃ分からないけど、ある程度は仮説が立てられます。その段階で間違っていることがあれば、すぐ修正できますしね。
だから私はよく言われたことに対し、すぐシミュレーションするクセがありまして。間違っていたら想定の時点で失敗が起きるんですよ。
ただ言われたとおりの前提で想定するだけ
自然とやっていたので意識していなかったんですけど、ただ言われたとおりの条件で実際に現実化したらどうなるか考えてみるんです。
誰だってこの力は発揮しているはず。例えば、仕事でサボり防止のために業務量を増やす提案がなされたとき。
「現在の仕事量でいっぱいなのに、また増えるの…?手一杯になって面倒くさがっている未来が見える…!」なんて思いますよね。
こういうときは発揮するの早いのに、自分がもっと損するであろう場面で発揮できないのは謎が多いです。
如何に現実世界へ近づけてシミュレーションできるか
買ったばかりのバイクを乗っていて、停車中に前の車がいきなりバック。避けようとしたけどぶつかってしまい、相手が示談を提案してきたと。
そしてこちらがバイク屋に持っていき、見積もりをもらって相手へ伝達。「えっ?高いですね…知り合いにバイク屋いるから、そちら見てからでいいですか?」と返答。
示談で相手がゴネてしまうよくあるパターンです。しかし買ったばかりのバイクなので、他店で整備すると保証が効かなくなります。(現物見ないと参考にもならず)
つまり他店の見積もりは意味を成しません。ここですぐ言われた内容を元にシミュレーションできれば、綻びに気づけてすぐ指摘できるわけです。
別領域で勝手に想定してくれるイメージを作る
多くの方はおかしいな…と思うことでも、いざ自分が当事者になると冷静な判断を下せないパターンはたくさんあるでしょう。
だからなんというか、機械的にシミュレーションできる領域を脳内に作っておくイメージでしょうか。
自分の現在抱いている感情とは別に、条件を放り込んでおけば勝手にシミュレーションしてくれるような。
ゲーム起動しちゃうみたいな感じですかね。そうすると合理的かつ冷静に相手のおかしい部分へ気付けるので、育てておくと便利だよなぁと思う話です。
まとめ:慣れてくれば即座にシミュレーションできるからめっちゃ便利
「こうすればいいじゃん」「こんなふうに考えているんだけど、どう?」みたいに言われても、すぐシミュレーションできれば矛盾や綻びに気付けます。
最初は難しくても慣れればかなり早くなるので、すぐパッと想定して切り替えせると優位に事が運びやすくなるでしょう。