読書をしていてアウトプットしようと思う際、その本に関係することしか書いちゃいけないって思っている人がいます。
実はそんなことなくて、勝手に揺れ動かされた感情とか関係ないことでも書き出せば立派なアウトプットです。
入力した情報を元にして現実化するならすべてアウトプットにつながる
全く関係ないように見えるアウトプットでも、入力した情報が元になっているなら十分アウトプットになります。
つまり自分の感情や記憶、あらゆる要素が動いて熟成した結果なわけです。ハウツーから関係ない身近な発見が生まれることもあるでしょう。
一見つながりがないように見えるアウトプット
例えば「効果的な本の読み方」なるタイトルを読んだとして、読み進めていくうちに以下の状況に陥ったとします。
- この読書法は著者が一般的な状況じゃないから実践できている
- となると自分は実践が難しい…なんでこんなことを本にしようと思ったんだ?
- そういえばこういう考え方をする人が身近にいたな…上司か
- 似たような思考をしている気がする…とくにこの章の項目はそうだ
- つまりこの考え方を前提にすると、上司の言っていることが腹落ちするような
過程としては読書法を読んだはずなのに、出てきたアウトプットは上司への関わり方における仮説です。全く関係ないですよね?
けど実は密接につながっていて、取り入れた情報によって切り取り方・表現方法は人それぞれなわけですよ。
理屈でまとめるより感情主体だと出力しやすい
比較してみてほしいんですけど、自分の興味ない分野を暗記しようとするのってツラくないですか。私は数学好きじゃないので、数式を暗記するのは骨が折れます。
でもその数式をまとめるのがツラいって感情を書き出すなら、めちゃくちゃスムーズに出てくるはずです。
仕事で必要なら覚えなきゃいけないから、理屈でまとめるのはありでしょう。しかし日ごろのアウトプットを目的とするなら、出力しやすい方法が良いかもしれません。
さらにうまく活用すれば、感情主体のアウトプットでもうまく方向を調整してしっかり記憶させられます。
感情が動いた経験はよく記憶されている
興味や苦手、多くの感情が乗った経験ってよく記憶されていませんか。基本的に感情が絡んだ言葉や経験は、印象に強く残ります。
上述した内容でいくと、効果的な本の読み方を読んで上司を掘り起こした例とかが当てはまるんじゃないかと。
そういえばこういう読書法を読んだとき、苦手な上司を思い出したなぁみたいな感じです。
うまく感情が乗った経験を活かしてアウトプットしていくと、うっかり記憶したくないものも記憶できるかもしれません。
まとめ:アウトプットする際はやりやすい方法で感情が動いたなら何でもいいと思う
まず読書する際に頭の固い内容を読みたがって、さらにその中身をしっかり取り入れようと面倒なまとめ方をしている人の話です。
自分でどんどんやりづらくして、結果的に読書する気に至らない…という本末転倒な考え方をしていました。