よく自分の時間はお金で買う、みたいな名言（迷言？）を聞くじゃないですか。確かに自分の時間をお金で捻出するのは正しいと思うんですよ。
でもその考えでお金を正しく使えるのは、ホントに時間がない人です。時間あって、履き違える人は浪費になります。
時間の増やし方を間違えるとただの浪費になって価値が増えない
要はトレードオフの考え方です。単純に時間を作ったとしても、空いた時間でより価値の高いことをしなきゃ意味がない。
お金を使っただけになっていないか？という部分です。使ってその分以上の価値を生み出さなきゃ、損をするだけですよね。
使った分以上の価値を作ること
例えばカンタン誰でもできるポチポチ作業で、1時間10,000円の報酬！といった素晴らしい副業があったとします。
でも作業できる時間帯と限界時間（60分）が限られていて、今から移動しなくちゃいけません。移動には30分かかり、普段は自家用車で移動しています。
ここまで条件を限定的にしたら、「じゃあ前半はタクシー使って作業しよう！」と思うんですよ。30分ぐらいなら、だいたい2,500円くらいじゃないですか。
60分作業で10,000円マイナス2,500円＝7,500円。しかし自家用車で移動すると30分は作業できず、移動後に作業しても半分の5,000円です。
多くの人がやっていること
上記の続きです。じゃあ帰り道はどうするか？というところに、焦点を当ててみましょう。
おそらく書き出しているからわかると思うんですけど、帰り道にタクシー使ったら結局同じことです。
行き帰りタクシー使ったら、合わせて5,000円。こんな状況なら、収入だけ考えれば一緒じゃないですか。
でも多くの人が「時間を作るんだ！」といって、こんなことをしています。この例ならトントンだけど、多くの場合はむしろマイナスです。
比較して最適な手段を選んでいるかどうか
上記はかなり極端な例で穴もたくさんあるけど、要は比較して最善な手段を選べるかどうかです。
だからもっと範囲を広くして、違う部分で帳尻合わせることもできるでしょう。ただし前提としては、とにかく使った以上の価値を得ること。
このトレードオフができない人はたくさんいます。同じ状況でも、何も生み出せないのであればタクシーより徒歩が良いです。
ただ時間をお金で買いたがる人は、そういうトレードオフの背景を理解しません。とにかく自分をラクにさせる目的で、都合の良い言い訳を扱います。
最終的には全体の帳尻が合っていればOK
限定的な範囲で見れば、損をすることもあるかもしれません。しかしあえて価値を生み出さず、休息を取る場面もあります。
そうすると後々の作業効率が上がり、長い目で見て価値をペイできる場合もあるでしょう。
根底にあるのは自分じゃなくて、先々に見える価値の提供です。ここが軸になっていないと、非合理に見える行動が理解できないこともあります。
なんでもかんでも合理的、かつスマートさが求められるわけでもありません。自分が生み出せる選択を理解して選んでいれば、その方法が一番正しいです。
まとめ：自分の時間を作って何を得るかはその人次第でトレードオフが前提
一番大事なのは、何を使って何を得ようとしているのか明確なこと。例えばお金を使って時間を作り、収入を増やす！と考えていても、浪費なら矛盾していますよね。
自分の行動がどういう結果につながるのか、意図して動く必要があります。じゃないとただ目減りしていくだけです。
