ハンドドライヤーって風で乾かすから衛生的な印象がありましたが…
本日の気になるニュースはこちら。
意外と介護や医療系も職歴があるので、ペーパータオルで手を拭くのが当たり前と思っていましたが…まさかここまで不衛生だとは、という印象です。
どれくらい不衛生と言われているのか?
まず、ただ温風を出すだけじゃん…なんでそんな不衛生なの?と思われるところ。
米科学誌「応用・環境微生物学」(オンライン版)にて発表された内容は、逆に菌を吹き付けているというものでした。
米コネティカット大学の研究者チームが大学内にある36カ所のトイレのさまざまな位置に培養皿を置いて細菌の数を調べた。その結果、ハンドドライヤーから吹き出される温風には、トイレ内の空気中よりもはるかに多くの細菌が含まれていることが分かったという。
なかなか衝撃的です。詳しく見ていきます。
トイレ内の空気を送り込む
どうやら記事を読んでいると、トイレ内は多くの人間が出入りする場所。更に、排便時の菌が空気中に飛散している可能性も書かれています。
様々な人が出入りする上、色々な菌が入り乱れてる空気を取り込んで高速で手に送りつける…考えたらすごいことです。
どれくらい不衛生なのか
ちゃんと日本でも実験されているようで、こんなデータを見つけました。
具体的には、ペーパータオルを用いた場合は手の細菌量が使用前の45~60%程度減少したのに対し、ハンドドライヤーを用いた場合、手の細菌量が255%も増加しました。
しっかりした根拠は載っていませんが、手の細菌が255%も増加…すごく増えてますね。
実験では①温風と風で乾かすハンドドライヤーと②風圧で水を飛ばすジェットドライヤー、③ペーパータオルと比較しています。
細菌の飛散量もすごいです。
②のジェットドライヤーは①のハンドドライヤーの4.5倍、③のペーパータオルの27倍の量の細菌が拡散することがわかったのです。
読んでて空気中の細菌を集めて吹き付けてる…という印象でしたが、環境自体はバクテリアの増殖に最適なようです。
ペーパータオルを使わない場合はハンドドライヤーを使っていましたが、これはかなり嫌になる内容です…(;˘ω˘)
細菌数が多い=過剰反応
確かに気にしすぎるとどんどん潔癖症に近づいて行くかと思われます、逆に細菌が極端に少ない環境だと免疫力が落ちるとかいう話も聞きますし。
直ちに健康被害が出るような話は見受けられないというのも、精神的な影響が大きいかと思います。
ただ私が思うのは、まだ影響の少ない細菌ならいいけど…重篤な被害をもたらす細菌がついた場合は感染リスクを未然に防げていないんじゃないか?という部分です。
かと言ってハンカチを使う度に何枚も持っていくとかは考えてませんし、自然乾燥?いやいや…なんて思う次第です。
ペーパータオルが設置されている公共のトイレとかも稀過ぎますしね…。
まとめ
本当に気になる人は何枚もハンカチやハンドタオルを持ち歩く。
もしくは使い捨てのものを持ち歩く。
これが一番、迷惑のかけない解決法のような気がします…。
ではでは(`・ω・´)ゞ