雨の日の草花の匂いとか好きなのです( ˘ω˘)
うえの(@uenoyou111)です。雨が降るとたまに温泉に行きたくなる衝動に駆られます。
で、行ってきたんですけど、露天風呂にちょっとした庭みたいなのが作られていて独特の香りが立ち込めているんですね。
にしても雨の日って普段は意識しないような匂いがしますよね。たまに理解してもらえない
これについてまとめてみようと思った次第です。
ペトリコール
タイトルにもありますが、この雨の匂いを「ペトリコール」というらしいです。
ペトリコール(英: Petrichor)は、雨が降った時に、地面から上がってくる匂いを指す言葉。ギリシャ語で石のエッセンスを意味する。
ちなみにこの言葉は造語で、1964年に鉱物学者のIsabel Joy Bear氏とR. G. Thomas氏がネイチャーに発表した論文内に登場するようです。
他にも知られている単語として、ゲオスミンというものが挙げられます。
ゲオスミン (geosmin) は雨が降ったあとの地面の匂いを持つ有機化合物の一種で、デカリン誘導体のアルコール。ジェオスミンとも呼ばれる。光学異性体が存在し、天然のものは (−) 体である。
他にもオゾンが含まれていたりと、雨の匂いを構成する成分はいくつかあります。
植物が生き残る為に作り出した化合物?
雨がしばらく降らないと、ある種の植物が脂肪酸を多く含む油を放出します。
この油は他の植物の種子が発芽するのを抑え、少しでも水を多く獲得する(競争相手を減らす)ことに貢献します。
そしてこの油が土壌や岩石に蓄積されていくと、雨が降った時に大気中へと上がり揮発性物質が放出。このときの香りが、私達にとって心地よい香りに感じるようです。
参考:雨が降る前や降っている最中に匂いがする理由 - ログミー
土っぽさを出す香り
前述したゲオスミンですが、土壌細菌によって放出される化学物質と言われています。
正体は刺激臭を持つアルコールで、土っぽい匂いから泥臭い風味、下水道から発されるカビ臭の原因物質とまで言われています。
こちらもある種の土壌細菌が乾燥や暑い状況で死んだり休眠する際にゲオスミンを放出し、雨が降ると大気中に拡散。
このときに雨の日の土臭さや埃っぽさ(ときにはカビ臭さのような独特の臭気)を感じることになります。
参考:大地の香りをめぐって
オゾンも関係
常温常圧では薄青色の気体で、特徴的な香りを持つとされています。
オゾン(ozone)は、3つの酸素原子からなる酸素の同素体である。分子式はO3で、折れ線型の構造を持つ。腐食性が高く、生臭く特徴的な刺激臭を持つ有毒な気体である。大気中にとても低い濃度で存在している。
どうやって発生するんだろ?と思うところですが、雨の日は雷が関係しているよう。
オゾンは、ドイツ・スイスの化学者であるクリスチアン・シェーンバインによって1840年に発見された。彼は雷雨の中でオゾンが現れることに注目し、そしてその奇妙なにおいから、ギリシア語で「臭い」を意味する ὄζειν (Ozein) に因み Ozon と名付けた。
オゾンの臭いがするから、と言われて嗅いだことのあるものは、プールとか塩素とかあんな感じの香りでした。
しかし人によってはきな臭いとか生臭いとか、あまりいい感じに捉えられてない印象です。
ただ、色々な香り成分がひしめく中でオゾンも関係しているとしたら、あの独特の香りを演出するには十分かも…となんとなく一人で納得したのでした。
まとめ
ちなみに雨の日のニオイなんてしないよ、という方もいらっしゃるようです。
ずっと都会に住んでいる方はそういう傾向が強いようですが…どうなんでしょう。個人的には都内だとコンクリートから上がってくる独特な香りもある気がします。
小さい頃に青森方面へ旅行した際、雨が降って独特の香りに包まれたあの時は今でも忘れられないんですよねぇ。
でもどこ行ったんだっけ?というレベルですが(;´∀`)
ではでは(`・ω・´)ゞ