うえのブログ

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日産サクラ15000km走行時点でのバッテリー劣化率を見てみた

気付いたら1年で15,000km乗ってました。一般人で、しかも仕事に使っていない状態ならそこそこ乗ってるほうかもしれません。

とくに日産サクラはバッテリー容量が小さいため、充放電サイクルが早め。前回と比較して条件も代わり、夏場でクーラーによる電力の大量消費が続いています。

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日産サクラ15,000km走行時点でのバッテリー劣化率を覗いてみる

バッテリーの劣化率はリーフスパイを使用。5,000kmから10,000kmの走行時点で、劣化率は0.26%でした。

しかし以前までと違い、今回は夏場による消費量UP&バッテリー温度が高め。この影響がけっこう強めに出ています。

気になる劣化率はいきなり3.4%劣化

10,000km走行から追加で5,000km乗ったら、なんと今回は3.4%も劣化しました。前回は0.26%だったので、比較するとかなり劣化が進んでいます。

SOHが100%だったと仮定すれば、すでに5.64%が劣化したことに。ただそうなると、5,000kmごとに1.88%の劣化が進むってことでしょうか。

  • SOH 97.76%(10,000km)→94.36%(15,000km)=3.4%劣化
  • QCs 131回(10,000km)→209回(15,000km)=78回増加(急速充電)
  • L1/L2s 219回(10,000km)→237回(15,000km)=18回増加(普通充電)

前回と比較して、急速充電の回数が倍近く増えました。運用方針を変えたのと、自宅充電を使わなくなったからですね。

そして大きく影響しているのは、夏場でクーラーを使う点。距離数の割に電力消費が大きく、バッテリー温度が高いです。毎日充電しないと難しいレベルでした。

使い方次第でかなり劣化が進む印象

正直5,000kmで3.4%の劣化だと、20,000km乗れば10%以上もの劣化になります。この劣化率は非常に大きいですね。

ただ気温が上がってから充電ペースは倍近く上がったので、当然といえば当然かもしれません。バッテリー温度も劣化に大きな影響を与える印象です。

20%から急速かけると、後半バッテリークーラーが作動しちゃうんですよね。そして気付いたら劣化率が大きく進んでいるため、温度は上げすぎないほうが良さげ。

とはいえ一般人がふつうに使うなら、そこまで気にしなくても良いでしょう。春秋で劣化率は抑えられるし、自宅充電がメインになれば劣化はさらに緩やかです。

まとめ:日産サクラは夏場の急速充電で劣化が進みやすい

ほかのEVを乗り続けたことがないので分からないものの、体感としては夏場の劣化が早いです。ただ春秋は劣化が緩やかなので、長期目線なら影響は無視できます。

残価設定型でローンを組んでいる方は、返却して新しいEVに乗り換えたほうが良いだろうなぁと感じました。そのころには容量もBMSもさらに進化しているはずです。