部屋よりもコード類が気づけば絡まっているのが気になります。
今日は汚い部屋や散らかった状態がどのように心理的な影響を及ぼすのか。
自分なりに感じてる部分と、調べてみた内容をまとめてみました。
影響を及ぼす理由~割れ窓理論
まず汚部屋の影響について語る前に、こちらを説明しておく必要があります。
割れ窓理論(ブロークンウインドウ理論とも言う)について、ウィキペディアより引用です。
割れ窓理論(われまどりろん、英: Broken Windows Theory)とは、軽微な犯罪も徹底的に取り締まることで、凶悪犯罪を含めた犯罪を抑止できるとする環境犯罪学上の理論。アメリカの犯罪学者ジョージ・ケリングが考案した。「建物の窓が壊れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという象徴になり、やがて他の窓もまもなく全て壊される」との考え方からこの名がある。
ここで、治安が悪化するまでの経過を引用します。
- 建物の窓が壊れているのを放置すると、それが「誰も当該地域に対し関心を払っていない」というサインとなり、犯罪を起こしやすい環境を作り出す。
- ゴミのポイ捨てなどの軽犯罪が起きるようになる。
- 住民のモラルが低下して、地域の振興、安全確保に協力しなくなる。それがさらに環境を悪化させる。
- 凶悪犯罪を含めた犯罪が多発するようになる。
これ!まさに散らかっている部屋について言えることなのです。少しの散らかりが当たり前になると、どんどん散らかっていきます。
そしてどういうことが起こるかというと、意識(モラル)の低下を引き起こしてしまいます。
部屋を散らかすことでモラルも低下する
まっ、いっかぁ。なんてその状況を受け入れるその心は「本来あるべき姿を自分の都合が良いように捻じ曲げて捉えている」ことになります。
ここで一つの実験も引用します。
ある郵便受けの近くの壁に落書きがあったり、付近にごみが捨ててあったりした場合、被験者がその郵便受けから5ユーロ札入りの封筒を盗む割合は25%で、郵便受けの周りがきれいだった場合の13%を2倍近く上回った
~中略~
たとえば落書きの有無により、ポイ捨てや窃盗といった反社会的な行為の件数に、2倍以上の開きがあった。このフィールド実験から、反社会的な行動の痕跡を放置することは、モラルの低下を拡大させると結論づけている
実際にモラルの低下が実験結果に出ているようですね。
わかりやすく言ったらどういうこと?
状況としては不特定多数の人と地域という大きなカテゴリーですが、個人と部屋でも通じる部分があると思っています。
簡単にまとめてみますと、自分に当てはめた上でやや抽象的になりますが
- 部屋を散らかすとその状況に慣れる
- 慣れるとどんどん汚くするし意識も低くなる
- 綺麗にしたいけどめんどくさくなって、モヤモヤしたりイライラしやすくなる
- つまり心が荒む
になるかと。
しかもどうやら、意識しない人でも汚い部屋を見るとストレスを覚えるそうです。
汚い部屋にいるとストレスホルモンが分泌される?
直接言及した記事や根拠はありませんが、こんな記事をご紹介。
ダイエットにも関連があるそうですが、無意識のうちに散らかった部屋を見ているとストレスを覚え、コルチゾールというストレスホルモンが分泌されます。
同じ内容で言及している記事もありましたのでご紹介します。
意識的に散らかしている人の場合
ちょっと話が変わりますが、散らかすことで落ち着く人とかもいると思います。
部屋を片付けられないのは、精神的な原因をはらんでいると。散らかすことで何かしらのメリットを享受しているという部分ですね。
たとえば部屋が片付いてすっきりしていると、
殺風景でどこか寂しさを感じてしまう理由から散らかってしまう。
このように心のどこかに穴が開いていることが原因です。
心が満たされていないからモノで埋める
愛情が不足しているからモノで埋める
などなど。
そうなると散らかっている状況に依存してしまっているので、現状を変えようとは思わないのですね。
でも記事内にも書かれているとおり、散らかっている状況が好きであっても精神的に良くない影響をもたらします。
まとめ
部屋をきれいにしたほうが見えないストレスにやられない、という感じでしょうか。
記事内にもありますが、直接言及している記事はないので自身の経験と調べた内容をまとめた一説という感じに見て頂ければと思います。
また、掃除がもたらす効果5選についてもまとめた事があります。こちらはざっくりです。
ではでは(`・ω・´)ゞ