習慣と慣習、順序が逆になるだけでなんとなく意味は違うってわかるけど…。
じゃあ具体的にどう違うの?という部分はあまり知られていないはず。
同じような言葉で対応と応対の違いもありますが、こちらも順序が入れ替わると結構意味が違ってきます。
あまり深く考えたことがありませんでしたが、字を逆にしただけでだいぶ違ってくるんですね(゚∀゚)習慣と慣習なんかも、詳しく調べたら違うんでしょうねきっと。 / “対応と応対の違いって?違いを知ると意味合いが変わってくる言葉 - うえのブログ” https://t.co/E9HJ1DDzJf
— じゅりい@はてなブログ (@Jury0909) 2019年2月23日
ということで、じゅりいさん(id:tokaman0105)調べてみましたよー(^o^)
習慣と慣習をそれぞれ調べてみる
普段、私もなにげなく習慣にすれば~とか、習慣化すると楽なんて言葉を使ったりします。
しかし慣習…?習わしみたいな、習慣は個人だけど慣習は全体みたいなイメージがあります。
まずは意味を調べてみようと思います。
習慣とは
コトバンクの大辞林 第三版によりますと。
長い間繰り返し行われていて、そうすることが決まりのようになっている事柄。また、繰り返し行うこと。 「早寝・早起きの-をつける」 「悪い-」 「この目にて-せしことは、憶おもひ出して/西国立志編 正直」
そう、まさにそうすることが当たり前というか。自然に出来ている状態ですかね。
私も朝起きてすぐスマホ見て、天気とかニュースとか見るのが当たり前になっています。これも習慣の一つかと。
割と習慣については意識しやすく、普段から飛び交いやすい言葉でもあるのでわかりやすいです。
じゃあ慣習になると?
同じくコトバンクの大辞林 第三版を見てみましょう。
ある社会で、長い間にみんなに認められるようになって、いつもそのようにする決まりとなっているならわし。世間のしきたり。 「土地の-に従う」
やはり、個人に近い「習慣」に対し、「慣習」は社会や地域などを指し示す言葉のようです。
習慣と慣習の使い分け
使い分けについては上述した内容になるのですが、単純に違和感がある使い方かどうか。
- この会社伝統の慣習に従ってお客様をおもてなしする
- 習慣的にコーヒーを口にする
これならあんまり違和感はないですよね。
といっても、見かける限りでは「慣習」を使った方がいいのでは?という場面でも「習慣」を使ったほうがしっくりくる場合もあります。例えば。
- 会社の悪しき慣習
- 会社の悪しき習慣
これだと、悪しき慣習より習慣の方がしっくり来る感じがします。
おそらく「慣習」が伝統的な習わしや廃れてはいけないもの、要は良い意味で使われる側面が強いからなのかな?という印象です。
逆に「悪い習慣になっている」という言葉があるように、習慣は良い面も悪い面も使うことが出来ます。
順序を変えるだけで、複雑にもなるし意味合いも違ってきますね。
似たような言葉で風習ってあるよね?
ふと調べていて、そういえば「風習」なんて言葉もあるなぁと思いました。同じくコトバンクで調べてみると。
その地域社会で、人々が長年にわたって伝えてきた生活や行事の独特のならわし。しきたり。風俗習慣。 「珍しい-のある地方」 〔類義の語に「慣習」があるが、「慣習」はある社会で長い間行われてきて、いつもそのようにする決まりとなっている物事の意を表す。それに対して「風習」はある限定された地域で古くから伝統的に行われている独特のならわしをいう〕
しっかりと慣習との使い分けに関しても書かれています。
社会であるか、限定された地域かの違いですね。
あえて悪いことを指し示す時、この会社では悪しき風習があるという皮肉る言い方があるのもなんとなく理解ができます。
まとめ:逆にすると意味だけじゃなく背景も少し複雑になってくる
調べてみた結果、このような答えになりました。もしかしたら細かい解釈違いや間違いがあるかもしれません。
しかし風習と言い出すと、文化や伝統なども似たような意味合いなのでどんどん調べる対象が増えていきます。
今回は習慣と慣習についてのみなので、またの機会にまとめようと思います( ˘ω˘)
ではでは(`・ω・´)ゞ