高カロリー=太るというイメージですが、しっかりとした内容は知らないのです。
以前ダイエットに王道なし、簡単に痩せられるような裏技は無いと思う話でもまとめましたが、カロリーの理解そのものが違うのではないかと思いまして。
改めて調べてみた内容をまとめてみようと思います( ˘ω˘)
カロリーとはエネルギー
よくカロリーが高いから食べると太っちゃうと言いますが、人間の身体を動かすのに消費するエネルギーの単位のことをカロリーと言います。
なので、エネルギーとしては必要なものなのですね。
カロリーには2種類あって、まず摂取カロリー。
これは食物や飲物から体の中に入れるエネルギーのことで、消費カロリーは人間の身体が動くことで消費するエネルギーのことを言います。
そして摂取カロリーが消費カロリーよりも多いと、余ったカロリーが体脂肪に変化して蓄積されるわけです。
それなら摂取カロリーを減らせば体脂肪が減って痩せるかといっても、カロリーはエネルギーを消費するときにも使われます。
ので、摂取カロリーを減らせば消費カロリーも減るのです。
カロリーと栄養素
カロリーに分類される栄養素には糖質、脂質、たんぱく質という三大栄養素といわれるものがあります。
糖質
まず糖質はご飯やパンなどの炭水化物から摂り入れる場合が多いですが、カロリー量は1gあたり4kcal。
激しく体を動かしたり脳を使うときなどに、エネルギー源として消費されます。
脳が糖質をエネルギー源としているので、甘いものを食べると脳を使ったときの疲れに良いというわけですね。
そして糖質は摂取量が少ないと脂肪やアミノ酸を代用するのですが、摂取量が多すぎたら余った分が脂肪になります。
脂質
脂質は主に脂肪で構成される栄養素で、油を使った食べ物から摂り入れたりします。
体脂肪も脂質のうちに入り、カロリー量は1gあたり9kcalで
- 体温を保つ
- 筋肉を動かす
- ホルモンバランスを整える
- 代謝を活性化させる
- 生体膜を構成する
などなど。ゆるく運動するときに消費されます。
カロリーの中ではエネルギーとして使われやすいのと、ゆるく穏やかな運動で消費されるようです。
ので、脂肪が付いたときは激しい運動よりも長時間ゆるく運動した方が脂質の消費がうまくいくとのこと。
この辺は諸説あるようですが、これらは一般的に言われている内容です。
タンパク質
そしてプロテインとも言われるタンパク質は、肉類や大豆などから摂り入れる場合が多いです。
カロリー量は1gあたり4kcalで、筋肉、血液、爪、皮膚や髪などを構成するのに消費されます。
人間の体の筋肉の量はエネルギーを消費する効率を表す代謝の量に深く関係しているので、筋肉を構成するタンパク質を摂取すれば普段の消費カロリー量を上げることが出来ます。
ボディビルの選手なども、筋肉の構成に気を使うのでたんぱく質の摂取を計量して行っているようです。
また、美肌成分として欠かせないコラーゲンはタンパク質の一種なのです。
太ることの関連性
それではカロリーと太ることの関連性についてどうなるのかといいますと、摂取されたカロリーが消費されなかった分が脂肪になるということなんですね。
カロリーの高いものを摂り過ぎると太るのではなくて、摂取カロリーを消費できなくて太るということなんです。
カロリーが同じ量の食べ物でも、糖質か脂質かにより消費量が違ってくることもあるようなのです。
激しい運動をする場合
例を挙げると、プロの運動選手などの激しい運動をする人は脂質によるカロリーより、糖質によるカロリーの方を多く消費します。
逆に散歩程度の穏やかな運動しかしない人は、糖質より脂質のカロリーをたくさん消費します。
なので摂取カロリーが過剰になって脂肪になる原因は、食生活で摂取した栄養素をうまく消費していないということからきています。
カロリーばかりに注目しない
ダイエットのために摂取カロリーを減らしたり数字ばかり注目せず、糖質、脂質、タンパク質の三大栄養素との関連性も見ていくべきでしょう。
また、野菜や果物などからビタミンや植物繊維などもきちんととって、摂取カロリーを消費するような食生活の改善が大事だと思います。
カロリー制限をすることで痩せようとすることがありますが、人間の体はカロリー不足でも筋肉量が減って代謝が下がります。
するとエネルギーが消費できず、脂肪が増えて太ることがあるのです。
ダイエットで体が飢えた状態になって、本能的に脂肪を溜め込もうとして太るので注意が必要なんですね。
まとめ
人間が身体を動かすために必要不可欠なのがカロリーです。
太るのはカロリーが悪いのではないようです。
健康とも密接に関わる部分ですが、体が消費するカロリーのことをよく知り健康的な生活を送りましょう( ˘ω˘)
最近はソイプロテインが人気なようです。
ではでは(`・ω・´)ゞ