言葉にすればすごくかんたんなように見えますが、意外と逆のことをしているなと感じます。
成長できる考え方か、自分の成長を止めてしまう考え方か。
実際に研究が行われて、この考え方は子どもから大人まで通用するものだという実証がなされています。
ちょっと興味深かったので、自分なりにまとめてみようと思います( ˘ω˘)
成長する思考とそうでない思考
大きな違いはタイトルにもある通り、能力に着目するか努力に着目するか。
これは家庭や学校、会社などほとんどの生活で関連します。誰しも自分をよく見せたいという考えはあるかと思われます。
この気持ちが強いと常によく見せたいと思うようになり、失敗を恐れ、挑戦しなくなり、次第に伸びの限界を感じます。
これが成長しない思考と言われていて、逆に成長する思考は挑戦を恐れず学ぶことを欲求の根源とします。
でもこれだけだと、一般的に言われていることだし根拠が薄いですよね。実際に行われた実験を引用していきます。
実際に行われた実験
詳細はこちらの本より。
著者のドゥエック氏はいくつかテストを実施していますが、その中で10代の少年少女に非言語的なIQテストをさせて2種類で褒めた方法があります。
1つの方法は「わあ、△点も取ったの、いい点ね。あなたは頭がいいわ」というもので、もう1つは「わあ、△点も取ったの、いい点ね。よく頑張ったわ」というもの。
まさに能力に対して褒めたか、その努力に対して褒めたか。気になる結果はなんと。
すると、能力を褒められた子どもは次に2つの問題を選択する際、難しい方の問題を避け、反対に努力を褒められた子どもたちの90%は学びの得られる難しい方の問題を選んだのです。
どうでしょうか、私も普段誰かを褒める時に無意識で「頭がいい」「要領がいい」などと能力を褒めてしまっているかもしれません。
子どもだけじゃなく、大人も影響を受けるなら関わり方からして相手の成長を止めている手助けをしています。
しかもこの能力を褒められたグループは、解けないぐらい難しい問題を与えられた時に「頭が悪い」「才能がない」と考える傾向が強かったんだとか。
努力が全てとは言わないけれど
それでも成長するには努力することが必要不可欠で、その本質は「学びに楽しさを得るか否か」だと思われます。
テストの点に注目して書きましたが、テストの点数を上げるために勉強するのではなく、最終的には「学ぶって楽しい」という事を子ども達には伝えていきたいです。
「テストの点が上がる練習テスト」で本当に点が上がるのか?使ってみた感想【監修:隂山英夫先生】 - 過ぎし子育ての日々はほぼ笑い話
ブログ仲間のハンナ (id:unohanna)さんがつい最近、あぁとてもいいことを!と共感した内容です。
しかもこの考え方は、例えば自分をよく見せるために嘘の点数を伝えるとか。(実験で手紙に書いて点数を伝えてとテストしたらそういう傾向が強かったとか)
更にはパートナー選びにも関連があり、自分の間違いを認めて成長を手助けしてくれる人を好んだりと影響が多岐にわたります。
素直になれない人との付き合い方という記事も書きましたが、成長を止めると次第に自信もなくなり、それでも自信を保とうと負のスパイラルへと続いていきます。
まとめ:考え方一つだけど、それで大きく人生が変わる
努力で能力を伸ばすことは学生時代に体験していましたが、根本的な考え方は成長しない思考が優位だったと思います。
細かく言えばいろんな場面でいろんな考えが相互に関わってくると思いますが、学びに価値を見出し学びを楽しむ。
そんな考えが改めて重要だと感じたのでした。
ではでは(`・ω・´)ゞ