2019/04/07更新
長芋って美味しいですよね、しかしすりおろすとカユイ…。
手を洗ってもどんどんかゆくなるし、手っ取り早くこのかゆみを抑えたい。
そんな方にどうしたらいいかを調べてみました( ˘ω˘)
長芋でかゆい場合の対処法
まず手っ取り早く対処する方法ですが、2つあります。
- 酢やレモンなどの酸度が強いものを薄めて手に付ける
- お湯で手を洗う
かゆみの原因であるシュウ酸カルシウムは酸に弱いので酢やレモンなど酸度が強いものに触れると溶けます。
また、熱にも弱いので、お湯も効果的。調理する際のかゆみ予防は、酢水につけて調理するのが効果的。
ですが、下味をつけたくない場合はお湯を使いビニール手袋や皮を一部残して極力手に触れないようにする必要があります。
既にかゆくなってしまった場合は、お酢を少しだけ薄めてかゆい部分に付け、熱くなりすぎない温度のお湯で洗い流すとかゆみが取れやすいです。
ただ刺激を与え続けているときはすぐに改善されない場合もあります。その場合は上記の対処法を何度か繰り返していれば、自然とかゆみが治まってきます。
私は割とかゆみを熱さで抑えるように結構熱めのお湯を使いますが、徐々に治まってきます。
そもそもかゆくなる原因って?画像あり!
長芋だけじゃなく山芋や大和芋も当てはまります。あの独特の粘り気と味わいが特徴的ですね。
山芋や長芋などの皮付近には「針状結晶」と呼ばれる「シュウ酸カルシウム」が多く含まれます。
文字通り針のような結晶で、皮を剥いたりすると組織が壊れ、針のような結晶がバラバラになるイメージと思って頂ければ分かりやすいかと。
この針状の結晶が皮膚にチクチクと刺激を与え、かゆみを覚えるわけです。
シュウ酸カルシウムは結構いろんな作物に含まれていて、山芋シリーズだけじゃなくキウイ、パイナップル、ぶどう、アロエなどにも多く含まれています。
と、いう事で……キウイから精製したシュウ酸カルシウム針状結晶を画像で引用してみます。ちょっと引くぐらいの針でしたが…笑
ザックザク!これ口に入るかと思ったらびっくりです(;;˘ω˘;)
アレルギーの場合
山芋や長芋、とろろはアレルギー表示対象品目として食品表示法でも表示の義務付けが行われています。
というぐらい、アレルギー症状が多く報告されている食品でもあります。
ちなみに豆知識的にですが、山芋や長芋のアレルギー反応は普通のアレルギー反応とちょっと違います。
原因物質として長芋や山芋には「アセチルコリン」が含まれていて、人の免疫機能に反応するアレルゲンと違い「アセチルコリン」は人体に直接作用する成分です。
つまり、普通のアレルギー反応と違う経路を辿るため「仮性アレルゲン」と呼ばれています。
食物アレルギーとはちょっと違うので、食べ方・食べ過ぎには少し注意が必要です。
摂取してから症状が現れ始めるので、食べた後に触れた皮膚表面以外の場所(全身とか)がかゆくなったり、息苦しくなったり、吐き気等が見られたらアレルギーを疑ったほうが良いです。
ただ豆知識的にも記述したように、少し普通のアレルギー反応と違うので調理法や鮮度で回避できたりします。
ざっくりですが、あんまり新鮮な状態で大量に食べるとよろしくない、というところですね。
まとめ:長芋でかゆい場合は早めに対処!下処理も大事。
アレルギーの領域にまで手を出してしまうと、かなりまとめる範囲が大きくなって一記事に収まらない予感がしました。
なのでかなり端折ってまとめましたが、まぁ食べ過ぎなきゃ大丈夫そうですね。
芋といえば芋けんぴなんかも美味しいですよね、長芋とはまた違いますが手軽に食べられる芋けんぴ、適度なら高カロリーでもダイエット効果?という記事でまとめています。
そういえばタピオカって芋からできてるの、知ってました?気になる方はタピオカ入りココナッツミルクを食べて色の違いとか原材料とか調べてみたをご参照下さい。
食べすぎて胃が荒れたらフルーツを食べるとか、効果のある果汁ドリンクを飲むと早く治るようです。
野菜は意識しても、果物は全然?絶対摂るべき果物の健康習慣にも書いていますが、出来るだけ果物も摂る習慣を付けたいですね。
ではでは(`・ω・´)ゞ