2019/08/14更新
先日【湿度と温度】不快指数って何?湿度が高いとなぜ人は不快に感じるのかという記事を書いたのですが、世界と比較すると日本の蒸し暑さは異常です。
- 世界レベルになるとやっぱり話が違いますよねー!
- じゃあ、湿度も合わせるとどうなの?!
というところからのスタートです。
日本に来た海外の方々の暑さに対する反応を見てみる
世界レベルで見ても、日本は暑い方。らしい。
基準を品川にしましょう。
28℃、湿度は85%。
上記画像のマサイ族はケニア南部からタンザニア北部一帯の先住民。ケニアは涼しかったのでタンザニアを引っ張りました。
大体同じ気温だけど、湿度が20%以上も低い。じゃあガーナは?
やはり同じくらい、でも湿度が10%以上の低さ。
やはり、体感温度としては湿度が大きく影響を及ぼしているのではないでしょうか。
日本で一番ジメジメかつ気温が高そうな地域は?
気温が高い=やばい。これだけで考えると、埼玉の熊谷市とか岐阜の多治見市など有名どころかと思います。
しかし不快な暑さ、つまり湿度のジメジメ感も合わせるとどうやら足りない様子。
色々調べてみると湿度が高いのは盆地が関係していて、どうも「京都」「大阪」「名古屋」が日本の中でもトップを争うのだとか。
(ちなみに湿度だけで調べた限りでは品川と大差ありません)
12日の不快指数で見てみると…。
うん、83。では最近めちゃくちゃ暑いという印象の名古屋では…
90近い(;゚∀゚)!!
コメントも猛烈な暑さで屋外にいられない…ですからね…。
世界の最高気温、湿度は?
世界の最高気温は56.7℃のようです。
この領域になると湿度云々は言ってられないと思いますが…調べてみるとアメリカのデスヴァレーだそうです。
デスヴァレーって乾燥した盆地なので、湿度は問題ないはず。
デスヴァレー(英:Death Valley、デスバレーとも表記、直訳: 死の谷)は、アメリカのカリフォルニア州中部、モハーヴェ砂漠の北に位置する深く乾燥した盆地で、デスヴァレー国立公園の中核をなしている。また、世界最高の気温56.7°C(134.0°F)を記録したこともある。
実際に気温も見てみると…
湿度23%!
となると、ある程度は過ごしやすいのでしょうか。身近なもので例えたほうがわかりやすそうです。
身近な例で言えばサウナとか
一般的な高温サウナを思い浮かべていただきたいのですが、あれ温度計を見ると100℃近い温度があります。
大体温度は80~100度位が平均の様です。
そんなにえげつない温度の割に、息苦しさってそうでもないですよね?そう、これは湿度が低めに設定されているのです。
高温サウナの場合ですと5~10%、遠赤外線だと10~15%、スチームサウナは80~100%となっているようですね。
スチームサウナはその名の通りですが、温度も40~50℃に設定されているようです。なのでこちらの息苦しさが近いのかな?
でも確かに、実際に入ると普通のサウナも暑いけどスチームサウナもなかなかの暑さです。なのに温度は50℃近い開きがあるなんて信じられません。
世界の高温多湿なところをランキング順に
前置きが長くなりましたが、世界の高温多湿を探してみました。
そのまま引用して行きたいと思います。
ジメ暑指数85以上のジメ暑日が最も多いのは・・・バンコク(タイ)とジャカルタ(インドネシア)という結果になりました!
世界のジメ暑ランキング発表!ジメ暑な夏を元気に過ごすには?(tenki.jpサプリ 2017年07月14日) - 日本気象協会 tenki.jp
おお!と思ったのですが、その先を見ると…
バンコク、ジャカルタ、カイロ・・・・と誰もが「暑そう・・」と感じる都市の次にランクインしたのが、4位「大阪」と5位「東京」の日本の都市です。気候区分が同じ温帯であるニューヨークやロサンゼルス、そして熱帯のホノルルに比べても、日本は群を抜いてジメ暑であり、日本のジメ暑は世界と比べても際立つレベルであることがわかります。
うわ…なんかヤバそうだな…更に先の記述を見てみます。
ジメ暑ランキング上位3都市(バンコク、ジャカルタ、カイロ)は、7月から8月にかけてジメ暑指数85から90の日がほとんどで、『常にジメ暑』であることがわかります。
一方、東京と大阪は他の都市に比べて日毎の変化が大きく、特に東京ではジメ暑指数が85以上の日もあれば、75前後の日もあり、変動が大きいのが特徴です。
世界のジメ暑ランキング発表!ジメ暑な夏を元気に過ごすには?(tenki.jpサプリ 2017年07月14日) - 日本気象協会 tenki.jp
なるほど、日本は変動が大きいのですね。上位都市は常にジメジメしてると。しかし…
しかしここで注目したいのが、ジメ暑指数の最大値です。なんと東京や大阪では、バンコクやジャカルタよりもジメ暑い日があるのです!!(グラフでは7/7の東京や8/19の大阪で、ジメ暑最大値92.1を記録)タイやインドネシアの都市に比べてジメ暑日が少ないものの、ジメ暑指数No.1の日本。・・・実はこの『ジメ暑』な日本の気候が「熱中症」に関係しているのです。
世界のジメ暑ランキング発表!ジメ暑な夏を元気に過ごすには?(tenki.jpサプリ 2017年07月14日) - 日本気象協会 tenki.jp
え…変動が大きいけど、指数だけで言えば日本がナンバーワンですと?
まとめ:日本の真夏は指数から見ると大変に危険と思われる
日本気象協会のまとめのみですが、これだけに限ると日本の真夏はかなり危険ということがわかります。
まぁ、公式な記録ということと、日本の場合は真夏だけですからね。
年中暑いところと比べてどうなのかってのもありますし…しかし恐ろしいですね(;˘ω˘)
不快指数などに関しては【湿度と温度】不快指数って何?湿度が高いとなぜ人は不快に感じるのかをお読みいただければと思います。
人は暑さに強いように出来ているはずなんですけどね~、詳しい部分は寒さと暑さならどちらが得意?暑さに強く出来ている人の体についてでまとめています。
ではでは(`・ω・´)ゞ