味噌汁は毎日飲む方も多く、それだけに味噌汁の具が似たり寄ったりだと飽きる!という方もいらっしゃいます。
私もそのうちの一人ですが、具を変えたらマンネリせずに楽しめるんじゃなかろうか…と思い立ちました。
そこで、季節ごとの味噌汁の具について、かんたんにまとめてみたものを紹介したいと思います。
春に入れたい味噌汁の具
春は色々な食材を入手できる季節のため、味噌汁の具もバラエティーに富んだ食材を使えます。
春の野菜と言えば、春キャベツや新ジャガ、新ごぼう、菜の花、タラの芽、タケノコ、フキなどが定番とも言えます。
タケノコやフキの味噌汁
味噌汁にタケノコやフキを入れる人は少ない傾向ですが、入れ方次第で美味しい味噌汁の具になります。
タケノコを味噌汁の具にする場合は薄切りか短冊切りにするのがおすすめで、大きめに入れたい方は事前に味を付けると美味しくなります。
また、フキを味噌汁の具にする場合、味噌汁の味だけだとサッパリ感が強く物足りない味わいになるので鰹節を多めに。
新じゃがや新ごぼうの味噌汁
新じゃがや新ごぼうを味噌汁の具にする時は1品目にするのが理想的で、2品目以上入れると味が複雑になります。
味噌汁の味は主張が強すぎると飽きる原因になるので、春の野菜をダイレクトに実感できるように単品がおすすめです。
春の野菜は魅力が沢山!
野菜は健康に良い食材というイメージですが、春野菜には寒さを乗り越えて新芽を出すため特に栄養があると言われています。
春野菜特有の「苦味」のもととなっているのは植物性アルカロイドという成分です。植物性アルカロイドには、腎臓のろ過機能を向上させ、新陳代謝が衰える冬の間にため込まれた老廃物を体の外に出してくれる解毒作用の働きや、新陳代謝を促進する働きがあります
そのため春は春野菜を味噌汁の具にするのがおすすめで、クセのない食材は下味をつけるのがポイントです。
夏に入れたい味噌汁の具
夏はサラダ系にピッタリな食材が豊富な季節ですが、味噌汁の具におすすめな野菜が沢山あります。
ナスと油揚げの味噌汁
ナスを味噌汁の具にする時は、油揚げを入れると味に深みが出て脱マンネリになります。
ナスの味噌汁は意外とあっさりしているので、ナスのみの味噌汁が1週間に2回登場しただけでも飽きてしまいがちです。
ズッキーニとオクラの味噌汁
ズッキーニとオクラを味噌汁に入れると、イタリアン的な感覚になり暑い夏でも飽きずに飲めます。
ただ、温かく飲むより冷汁にした方が食材の魅力を楽しめる気がします。ので、夏は冷たい味噌汁にするのもおすすめです。
夏野菜の魅力
夏野菜には、ビタミンCやビタミンE、カロテンを多く含む野菜が多いので、味噌汁の具にズッキーニやナス、オクラ、トウモロコシを入れたいところです。
夏、味噌汁の具に飽きた!という時は、夏野菜にトウモロコシをバラバラふりかけると新しい感覚で味噌汁を楽しめます。特に食感。
秋に入れたい味噌汁の具
秋は食欲の秋だけに沢山の食材が揃いやすく、味噌汁の具にピッタリな野菜が複数あります。
芋系の味噌汁
秋は山いもやジャガイモ、さつまいも、里いもなどの味噌汁がおすすめです。
※ちなみに山いも・里いもはむくとかゆくなりますよね。記事は長いもですがかゆくなるやつの原因と対処法をまとめています。原因は同じです。
いも類にはビタミンや食物繊維が含まれているので、ヘルシーな味噌汁を作りたい方にピッタリです。
ただ、いも類を味噌汁の具にする場合はいも単体か、存在感の薄い食材を組み合わせるのが理想的です。
因みに、ジャガイモは玉ねぎを組み合わせると美味しい味噌汁になるので、飽きがきたら玉ねぎをトッピングしてみるのもおすすめです。
マイタケやしめじの味噌汁
マイタケやしめじはビタミンB群が豊富なため、味噌汁の具に良いです。
また、マイタケはきのこ類の中でもβ-グルカンやビタミンB2が豊富なため、飽きない限り頻繁に食べたいところです。
きのこ類と相性が良いのは豆腐のため、日替わりで豆腐をトッピングすると飽きずに味噌汁を楽しめます。
豆腐には大豆イソフラボンが含まれているので、美容や健康を意識する方におすすめな食材です。
絹ごし豆腐と木綿豆腐の違いって硬さだけ?という記事で豆腐の違いをまとめています。栄養面でも少し違いがあります。
冬に入れたい味噌汁の具
冬の味噌汁は、白菜やほうれん草、春菊、小松菜、大根などがおすすめで、葉物が多いだけに組み合わせの幅も広がります。
葉物野菜はビタミン類や食物繊維が豊富なため、日頃不足しがちな栄養素を味噌汁の具でカバーしたいところです。
白菜以外の葉物は単独がおすすめ!
白菜は豆腐やきのこ類と組み合わせたいところですが、小松菜やほうれん草、春菊は味噌汁に特有のクセがでるので単独にするのがおすすめです。
ただ、ほうれん草と豆腐は相性が良いとされるので、味噌汁にマンネリを感じたら組み合わせるという使い方がいいと思います。
クセのある食材はマンネリ解消に繋がるものの、マンネリになる原因でもあります。
そのためクセのある葉物野菜を味噌汁の具にする時は、間隔をあけるのが理想的です。
けんちん汁風の味噌汁
冬は温かい飲み物を美味しく感じる季節のため、ごぼうや里芋、にんじん、鶏肉などを入れたけんちん汁風の味噌汁もおすすめです。
こういった味噌汁はマンネリ対策最大の一手になるので、ここぞという時はけんちん汁風か豚汁風が威力強めです。
まとめ:アレンジの仕方を知っていれば毎日楽しめます
味噌汁は、具をアレンジするだけで毎日飽きずに飲むことができます。
マンネリを感じる場合や飲む意欲が出ない時は、具を変えるだけではなく味の濃さを変化させるのもポイントです。
全て手作りにこだわらなくても、たまにはこういうものを使うのはアリだと思います。
あと味噌汁の具は通常1品目から2品目を入れ、変化をかける目的で3品目以上を入れる方法がおすすめです。
毎日3品目以上入れると味噌汁に飽きを感じるため、マンネリ対策で具を増やし過ぎるのは避けたいところです。
ちなみに朝に飲む味噌汁は効果がとても高いようです。
ではでは(`・ω・´)ゞ