たまにですが、低血圧で朝がツラいというフレーズを見かけます。
私は低血圧では無いため、血圧が低い方の朝のツラさを知りません。
なので少しでもその気持ちが分かるようにと、低血圧についてや寝起きの関係を調べて見ることにしました。
低血圧とは
そもそも低血圧、どういった定義になっているのか。
高血圧は日本高血圧学会にて基準が示されているが、低血圧には基準が存在しない。おもに収縮期血圧(非専門用語で主に血圧の「上」と呼ばれる数値)で80mmHgを下回ると次のような症状が強く出やすい。
世界保健機関(WHO)は世界共通の基準として、収縮期血圧100(mmHg)以下、拡張期血圧60(mmHg)以下を低血圧と定義している。
え、そうなんだ…基準よりも症状と収縮期血圧で判断…って感じなんですかね。
症状も見てみますか。ここは症状名だけ引用していきます。
以下の症状を起こす事がある。
・頭痛、めまい、全身倦怠感、片頭痛
・不眠、朝起きの不良
・食欲不振、吐き気、下痢、便秘、腹痛
・動悸、息切れ、不整脈
・発汗
・冷え
・乗り物酔い
やはり全身の基礎的な部分に関わってくるものですね…強調してますが、朝起きの不良と書かれています。
医学的な根拠はない様子
そのままウィキペディアを読んでいると、気になる一文を発見しました。
血圧が低いだけで何ら症状の無いこともあるが、気分が落ち着かなかったり、片頭痛になったりイライラするなどの症状が訴えられることがある。早起きの朝が苦手などの症状が訴えられることもあるが、現時点でこれに対する医学的な裏付けは存在しない。
なるほど…医学的な裏付けがあるわけじゃないが、症状の一つとして言われてる…ということでしょうか。
調べてみると低血圧であっても症状が何も出ない人や、病気とは言えない様々な状況が当てはまるので線引がかなり難しい様子。
そして低血圧にもいくつか種類があります。
低血圧の種類
ここでは簡単に引用で抜き出しますが、低血圧と言っても原因によって種類があります。
本態性低血圧
原因が明らかでないが血圧が低下するもの
症候性(二次性)低血圧症
他の疾患、降圧剤や向精神薬など薬の影響で血圧が低下するもの
起立性低血圧症
急に立ちあがったり長時間立っていたりしたときに、自律神経による血圧の調節がうまくできず血圧が低下するもの
食事性低血圧
食事により胃腸の血流が増加することで全身の血流が減少し、血圧が低下するもの
起立性は聞いたことがありますけど、他は全然聞いたことが無いものばかりですね。
医者に聞いてみた、という記事を発見
該当記事はリンク先でご参照ください。記事内の医師の言葉を引用すると。
低血圧が寝起きの悪さに関係あるのかについて、循環器専門医・とさか医師にお話を伺った。
「低血圧と寝起きの悪さは、直接的な関係はありません。寝起きが悪くなる原因には栄養素のアンバランスや夜更かし、運動不足などが挙げられます。また、ストレスによるものや、うつ状態の始まりのこともあります」(とさか医師)
すごく複合的な要素が絡み合っているようですね。
ストレスやうつなども合わせて考えたら、とても複雑な問題です。
一番の原因は自律神経のよう?
先程の記事も後半には自律神経の関係について書かれており、また一つ発見した記事の一文を引用します。
「若い方が低血圧によって不調を訴える原因の多くは、自律神経の乱れからきます」と知久医師は話す。
以前、リラックスタイムの重要性をまとめた際に自律神経についても触れていますが、乱れると全身の倦怠感や不眠などの症状が現れると言われています。
原因は様々なのではっきりとは言えませんが…低血圧が直接的な関係を及ぼしていないという意味は、原因に付随する症状として低血圧・寝起きが悪いという関連があるからのようですね。
まとめ
色々な理由があるけど、一つの答えとしては。
低血圧と寝起きの悪さには直接的な関係は無いけど、生活習慣を改善することで体の不調や低血圧も改善しやすい…というところですね。
さんぴん茶(ジャスミン茶)がリラックス効果をもたらすことが科学的に分かっているので、取り入れてみるのも良いかも知れません。
睡眠のリズムを整えるという意味では朝に飲む味噌汁の習慣もとてもいいですね。
ではでは(`・ω・´)ゞ